プロダクトデザイナーのようにビジネスデザイナーを担う

ビジネスデザインについて、世の中ではどのような表現がされているか色々と読むと、前の記事で書いた下記のところを、もっと分解できそうに感じた。

対峙するビジネスやデータと向き合えば合うほど、そもそもどんなデータから考え始めるべきか、解くべき課題がズレていないか、分析結果と過去の様々な経験を重ねたときに発想されることなど、データ以外のところに重要な要素があると感じることが多くなっていった。

ビジネスパーソンとしての姿勢

自分が様々なビジネスやデータと対峙したとき、どう考えていたか。あくまでも自分の姿勢であり、実践できていないこともあるが。

・企業課題を、オリジナルのフレームワークで構造化し、チームのコミュニケーションや事業推進のドライバーにする。
問い自体を自ら作る。消費者目線から世の中を本質的に迫る。ビジョンを想定し、旗を立てていく。
ビジネスシステムを考え、プロダクト・サービスが市場で生き延び、企業と世の中の関わり方を変える。
参考(文章中の言葉を自らに当てはめて変更)

元々、お客さんと理解を深め合うために基本的にはマーケティングのフレームワークを用いようとするが、ビジネスや課題に照らすときれいに当てはまらなくなる事が多く、無理に当てはめようとするのではなく、都合よく書き換えていたように思う。(幸い、私のお客さんはフレームワーク信者のような人がいなかったので、ツッコまれることはなく済んでいた)一方、共に働いた若手には、型にはまっていないことが理解を難しくさせ、苦労させてしまったようである。

問いを自ら作ることは、キャリアを重ねる中で通用しない経験をすると、何がわかっていないのかわかろうとしてきたことから、身についていった気がする。問いかけること、答えに辿り着くことを急がないことは、デザイン思考へと通ずる。

ビジネスシステムを考えることは、最も過酷だが最も楽しいことであり、仕事における喜びのようなものだと思う。ただし、ソリューションベンダーであったが故に主体者として取り組めない面で、好き勝手言っていたところがある。それについては、これからビジネスデザイナーとして、少しでも主体者に近づき、自らの手でチャレンジできることを見出したい。

プロダクトデザイナーのようにビジネスデザイナーを担う

目指す姿勢をスッキリまとめたこととして、次のような表現がしっくり来ている。今まで、素晴らしいプロダクトに囲まれて生きてきて、プロダクトデザイナーへの憧れを感じているのだと認識。プロダクトデザイナーにはなれないだろうが、素晴らしいプロダクト(やサービス)を組み合わせた、新しいビジネスシステムを作り上げられるようになりたい。

プロダクトデザイナーが、プロダクトがそれ以外にないというものになるまで構築、破壊、再創造を繰り返すように、エレガントで流れるようなシステムが完成するまで、構築、テスト、微調整を繰り返し、磨きをかけることに挑戦したい。
参考(文章中の言葉を自らに当てはめて変更)


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