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【街のバイブスを読んでみる】 #060 加賀・能登編

加賀国はカルチャーのカレイド!

石川県。
ここは室町・戦国・江戸時代において、超有力な大名が収めた城下・金沢を中心とした、加賀百万石ともいわれる由緒ある場所である。

金沢は北陸新幹線が開通したことで(2015年3月)一気に都心からのアクセスが増し、また、金沢自体が豊富なコンテンツを持つことから、訪れる人が激増ことでよく知られている。

加賀百万石という冠フレーズのインパクトもさることながら、全県をあげての観光・インバウンドへのPR・注力が凄まじく、そして、なによりそれが”スカブリ”することなく、加賀の認知度upが達成されているところが素晴らしい。
金沢駅前には鼓紋があり、その雄大さとオリジナルなヴィジュアルは”金沢”のインパクトを旅人の脳裏にびっしりと刻むものである。また、駅ナカの売店も飲食店も”なんちゃって的なもの”は少なく、特徴的なもの・しかもどこかに都会的なセンスも感じるものも多く、(さすが北の京都)、つい旅人たちはその”華やかで賑やかな雰囲気”に引き寄せられて、お店に入ったりお土産を手に取ったりしていくのだ。
(こうしてまた加賀国は潤いスパイラルを加速していく)

観光都市としても有名なのでもうみなさんも訪れたことがあるかもしれないが、念のために記しておくと、ここは”味覚パラダイス”である。
石川県の沖合は暖流の対馬海流と寒流のリマン海流が交わり、暖水性と冷水性の魚類が混在し、多様な魚介が生息する好漁場が形成されていることから日本でもトップランクともいえる”鮮魚フェス”が展開。
「加能ガニ」「甘エビ」「ノドグロ」「岩ガキ」「ふぐ」などいわゆる高級海産物はそれ目当てにそれぞれのシーズン(主に冬)にこの石川を訪れる人も跡を立たないほど!
また、城下ではお茶文化も栄えたので街中には和菓子屋さんもずらりと立ち並ぶなど、お茶菓子・和菓子も有名な土地である。
城下町は”茶文化”をもつところが多いが、”極み”の波動がでている金沢はその入れようも半端ではなく、金沢は京都と松江とならぶ日本三大菓子処の1つに数えられているほど。
ちなみに日本三大落雁(日本三大銘菓とも言われるが、なぜか三つともが落雁である)の一つ、長生殿はここ金沢の銘菓(森八)である。
(ちなみに後の二つは、越の雪(新潟),山川(島根))

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