雨上がりに 第一回 月刊中山祐次郎
皆さんこんにちは、中山祐次郎です。この有料マガジンを購読くださって、本当にありがとうございます。皆さんの大切なお金をいただくからには、たとえばそのお金で美味しいものを食べるくらいの幸せをお届けしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
このマガジンでは、「私・中山が考えていること」を書いていきます。当たり前じゃないか・・・という声も聞こえてきそうですが、雑誌やウェブサイトに連載するクオリティで執筆をしていきます。
第一回は、なぜ有料マガジンを書こうと思ったか。
(ある日の温泉宿のアヒル 中山撮影)
お金が欲しかったから。それは違います。おそらくふだん原稿料をもらって書いている媒体ほど、私がここでお金を得ることはないでしょう。では、なぜ有料マガジンを始めたのか。
それは、わたしが「鍵付き」の状態で書きたかったからに他なりません。私の日常はとても複雑で入り組んでおり、とてもではないけれどこの広い世界に公開することはできないのです。もちろん鍵で閉じたところで、中山の心理的安全を確保した状態でなければ、本当の心の動きを書くことはできません。そこで、月1,000円という高額をお支払い頂いた皆様にだけ、どこへも書けないようなとっておきのお話を差し上げたいなあと思いました。
すでにここだけの話になりますが、ふだん、私がいろいろなところに書いているものは本心や真実の60%くらいでしかありません。あらゆる人の目にさらされると思うと、それくらい全方位に気を遣わねば書けないのです。
しかし、ここでは鍵をつけています。私は思う存分書けます。
どんなことを書くのか。具体的には、「本の執筆」にまつわるお話や、「連載について」のお話、「外科医こぼれ話」、「日常で出会った人たち」のこと、「SNSで交わった人たち」、こういう話を書いていきたいと思うのです。皆さんはこのマガジンで、大げさでなく中山の人生を生きることになります。感想をいただく私は、みなさんの人生をなぞることにもなりますけどね。
(ある日の温泉宿のアヒルその2 中山撮影)
私の住む世界を、中島みゆきさんの「糸」という曲になぞらえてみますと、縦の糸は、仕事、つまり医療界、出版界です。そして横の糸はプライベートで、つまりは福島県郡山市在住、39歳男性、夫、という具合です。
この色とりどりの糸たちで、私はていねいに私の模様を織り上げたい。いま、そう思っています。
また、連載というものは一方的になりがちですから、何回かに一度は「質問にすべて答える回」をやります。なかなかツイッターやら何やらでは答えにくいお話も、ここで存分にお答えしますね。あんまり変な質問は困っちゃいますけど…なんとかお答えしたいと思います。医療でも、もの書き関係でも、なんでも、です。
それではどうぞよろしくお願いします。
2019.10.2 中山祐次郎
(この続きはありません)
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