”プラウド&ソーリー”を通して、前期の振り返りをしてみるin てっちゃんゼミ(3、4年生)
山梨学院大学 学習・教育開発センターの小笠原 祐司です。
7/27(火)で前期の3、4年生ゼミが終了しました。
ゼミ自体は対面でやっていましたが、学院生のコロナ感染が増えてきている関係で、対面授業を一旦ストップに(ゼミ生では感染者はおりませんでした)。
最後の振り返りのワークとして、対面の時は、nucubeを使い、シールや絵を使って自身を振り返るワークを行なっていました(というか、今回もその形式を考えていましたが)。
イメージはこんな感じです。ある学生が過去に作ってくれた作品です。
具体的には、
①3面を使って、過去、現在、未来の自分を描く
②他の学生に渡して、残りの3面を使って、他者から見て、サイコロの持ち主の強み、素敵な部分を作ってもらう。
ことをやっていました。
今回はオンラインになったので、どうしようかなーと思っていましたが、タイトルにあるように、”プラウド&ソーリー”を通して、前期の振り返りをしてみました。
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プラウド&ソーリーとは?
「プラウド&ソーリー」という対話の手法の1つです。現在、自分自身にとって胸を張って言えること(プラウド)と、残念だと思うこと(ソーリー)、の両方を出し合います。
目的として、学生同士がお互いを認め合い、自己開示を深めていくこと。
特に学生たちが自己肯定感が低い場合があるときに、まずは自分自身のできているところに目を向けていくところを大切にしていきます。
また、ソーリーとして、自分自身について残念で、悔しい、後悔しているところも素直に目を向け自己開示をし、他者を通して内省していきながら、学生同士での共感的理解が生まれ、グループで内省的な話し合いが起きやすくなります。
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当日の進め方
実際に、ゼミでは下記のような進め方をしました。zoomを使って実施です。ゼミ生は37名が参加。
進め方の詳細
1:今日の目的説明と、進め方を確認
2:チェックイン
今のお気持ち共有をする。ここで2人組でチェックインをする。
3:ペアで振り返り(プラウド&ソーリー)
学生がペアになり、インタビューを通して、プラウド&ソーリーを話していきます。
話し手は前期の自身の活動を通して誇りに思うこと/自分に対して後悔、残念に思うことをできるだけ具体的に話してもらいます。
聞き手は傾聴マインドで、大事だなと思うところをメモしたり、さらに好奇心を持って質問をしていきます(後述ですが、この後他己紹介をするのと、slackに書いてもらうためです)。 時間は1人10分でやってもらいました。
またインタビューする際の留意点として
を説明しました。
4:他己紹介
インタビュー終了後は他己紹介です。
①2人組→4人組
②1人がインタビュー相手を紹介する(2,3分以内)。聞き手は紹介された人の素敵ポイントともっとこうなったらもっと素敵ポイントを感じとる
③他己紹介をし終えたら、聞き手の人は紹介された人へ
1:素敵ポイントを伝える
2:夏休みや後期の目標を勝手に無責任に考えて伝えてあげる
④コメントを紹介された人は感想共有をし、終わったら次の方へ
※③はタニモクをヒントにしてみました。
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ここまでが一連の流れでした。
その後、slackに、他己紹介の内容を書いてもらいました。
現在、一人ひとりの振り返りに対して、私がコメントをしながら、夏休みの間にどんなんことができるかを一緒に考えられたらと思っています。
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