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やりたいことがなくて悩んでる時は、何かやってしまうことから始まるのかもしれない

 好きなことや、やりたいことがないからどうしたらいいかって学生さんやゼミの子たちも悩んでる子が多く、よく相談を受ける。やりたいことがなければいけない!なんてこともなく、20代でもやりたいことがわかんないなんて人はたくさんいるし、僕だってそうだった。ただ待っていても見つからない。僕自身の経験や考えだけど何かが始まるきっかけになれば嬉しい。

1:まず興味があることは全部やってみたらいい。

 最初からもともこもない。それでもやっていくうちに、”あーこれは自分にはしっくりくるな”とか、”しっくりこないな”とか見つかってくる。誰かのイベントに参加したっていいし、そこから見つかることもたくさんある。またその”やってみた”が他の”やってみたい””いろんな人に出会う”に繋がる。
 僕は子どもと遊ぶのが好きだから大学時代は子ども向けのボランティアサークルに入ってみた。児童館や学校に行った理、子どもと遊んだりキャンプしたりしながら、子どもたちとの時間を過ごしす過程なかで、児童館で働くことや、PA(プロジェクトアドベンチャー)という考えに触れ、小学校の先生以外にも子どもたちと関わってける仕事や職業もあるんだと知った。(そこでの出会いから彼女ができ今のパートナーである。)
 逆にやりたくない、いやだなー、上手くいかないなんてこともある。それもとても大事な経験で、その経験から自分の価値観や強みと合う、合わないを見つけていく”しっくりこない感”を見つける作業みたいな感じ。
 僕は大学1年生の時に、とある回転寿司店でアルバイトもしたが二ヶ月でやめてしまった。僕は細かい作業は不器用でできないくせに、変なところが気になり、皿の上に寿司を二巻載せるとき、ちょっとでも曲がっていると気持ち悪くなっていて直していた。あとは接客業ができないのである。きっと僕のことを知っている人は、何を言っているんだと思うだろう。コミュニケーションができないのではない。むしろうざいぐらいにできる方だと思う(テンションがやたら高い)。多分。
 じゃあ何ができないか?柔軟な対応がまったくできない。というかマルチタスクができないのである。一つのことをやったら一つのことしか集中できない。同時に何かをやることができないのである。注文聞きながら次はお皿を片付けてとか同時に考えるのが無理すぎるのである。
 この時の経験から自分が苦手なことはできないなと。それよりはできることに注力した方がいいし、僕がやりたい、得意なことではないなとやってみたから気づいたことだ。

2:お節介や無理やりの波にあえてのってみる

 この波に乗ったことで、僕の人生の大きな転機になったことが2回ある。誰かに誘われたり、何かお願いされた時に、まずは乗ってみる

(嫌ならあとで辞めればいいが、最近だと一回何かに関わるとなかなか辞めれない。。みたいな話も聞く。辞める練習をするのも大事だがそれは下記の記事が素敵なので見て欲しい)。

 お節介の波に乗ってみると、想いもよらない気づきや自分の価値観が広がったり、気づきが多くなり、自分の世界が広がることでやりたいことのきっかけが見つかる
 その1つ目は大学2年生の時。学部の先輩が障がい児支援NPOでアルバイトをしていた。そこで夏のキャンプの人が足りないということで(ほぼ無理やり)呼ばれた。正直今だから言えるが当時の僕は嫌だなーと思っていた。偏見があったのである。電車の中で障がいを持った人が騒いでいるのを見たり、地元で障がい者の起こした事件もあった。そんなことで良いイメージがなかったのである。でも先輩だからなーと思い当日を迎え、集合場所から電車でキャンプ場にみんなで移動をする際に、案の定電車で騒いでいる子がいた。この時僕は嫌味っぽくした会話が今でも鮮明に覚えている

私「なんで電車の中で騒ぐんですかね?」
先輩「あれには意味があってね、気持ちを落ち着かせているために騒いでるんだよ。普段慣れない環境だと僕らだって落ち着かない時があるでしょう?」

 当たり前かもしれないが、その時の僕にとっては当たり前じゃなかった。僕らと同じなんだって。彼ら彼女らの背景を知らずに、その瞬間で判断していた自分がいた。その瞬間から視野が広がった瞬間があり、結果そのNPOさんと6年近くもかかわらせてもらうことになった。

 2つ目は会社員の時会社員の時、僕の上司が連れていってくれたイベントだ。NPO法人ミラツクのギャザリングの会に前職の上司の三浦英雄さんが連れていってくれた。
 いや、誘われた時、今だから言えるが、正直めんどくさいと思っていた。(三浦さん、ごめんなさい(笑)でも、あれがないと今はなかったのです)土日だし。休みたいし。でもまー呼ばれたし行ってみるかぐらいの勢いだった。
 そしたらその場にReady forの米良さんや、Think the Earthの方など、社会問題を自分ごとで考えて行動している人が沢山いた。なんでこの人たちは仕事を自分ごととして、しかも楽しみながら活動しているんだってワクワクが止まらなかった。そこから小さくでもいいから自分ができることは何かを探してやり始めた。

 あの2つのきっかけがなかったら今はない。今は本当に感謝している。

3:色々な人や経験と出会う

 そもそも、やりたい事がない時は色々大人に出会っていない可能性もある。やりたい事がない学生の話を聞くと家と学校とバイトの中で、社会人と出会うと行っても大学の先生、アルバイト先ぐらいだ。
 色々な人を知ってほしいし、話をしてほしい。その中で自分と合う、合わないといった、自分の価値観と比較してみたらいい。
 僕は教員になろうと思って大学院まで行ったが、教育実習に行ってなんか違う。。と思い就活をし始めた。大学の先生に相談をしてコンサル系の仕事をしている人に話す機会をもらい色々質問して仕事のイメージを深めた。また前職に入るきっかけも、そこで出会った人や大学の先生に幾つものオススメの会社を紹介してもらったうちの一社だ。

4:自分の人生を振り返る

あと自分の過去の経験の中で、楽しいなとか夢中になった瞬間とかをおもいだしてみる。簡単にできるし、経験もあるかもしれないがライフラインチャートなんかを書いて見ることだっていいかもしれない。(人生グラフなんていう時もあるようだ)

 自分の人生がどんな浮き沈みがあったかを書いてみる。どこからスタートしたっていい。高校ぐらいから始めたって、小学生から始めたっていい。ポイントは書いて終わりでなくて、ここからグラフを見ていろんな”問い”を自分自身に投げかけて見ることだ。
1:逆に困難にぶち当たった時とかにどんな行動をしたのかとか。その困難があったときにどうやって乗り越えたのか、そのとき芽生えた自身の価値観は何か
2:ライフラインを見て上に上がっている時には何があったのか、どんなきっかけがあったのか、その周りには誰かいたのか
 なんてことを自分に問いてみてもいいかもしれない。

ライフラインチャートを書かなくても
・自分が時間を忘れて夢中になることは何か
・これは嫌だ、やりたくないということは何か

なんてことを考えてもいいと思う。繰り返しになるが、やりたくないことだってその人の価値観だし、何かそこには意味があると思う。

5:そしてやりたいことは常に変わる、変わっていい。むしろ全部やればいい。日進月歩。

 とはいえ、実際に行動し、動いているとやりたいことも変わるもんだと思う。もちろん、一つの夢を持って、それだけを愚直にこなすのも大切だと思う。でも色々考えやっているともっと関心のあることや気づきを蓄えながら変化して行くもんだと思う。

 この計画された偶発生理論を聞いた時に、とても心が救われた気がした。僕はやりたいことがちょくちょく変わっていった。今も変わっている。昔は軸がブレブレかなと思った時もある。でも、この理論を知って、やりたいことは変わっていいんだ!と思えた。
 自身の中で1番大切なところの価値観を大切にしながら、柔軟に対応していく、しなやかな軸を持つことが大事だと思う。

 ざっくり書いてみた。ひとまず思っているのはこんな感じ。またしばらくして見直したり、言語化したり、見てもらってコメントもらう上できっと整理できることもあるかもしれない。



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