『ライフイズビューティフル/ケツメイシ』 の楽曲分析|印象的なイントロに感じる理由を探そう
第6回の楽曲分析は『ライフイズビューティフル/ケツメイシ』。
アルバム曲ですが、ケツメイシの紅白初出場でも歌われたので認知度は意外と高いかもしれませんね。
この曲はイントロが流れた時に凄く気分が上がるというか、世界観に引き込まれる印象があるのですが、今回はその理由みたいなものを探してみたいなと思います。
※ココで書いているキーやコード、専門用語の使い方は間違ってる可能性もあるのでご了承を。。。
【関連サイト】
ゆーじの自由時間 (yujiyu-time.com)
キーとコード進行を確認しよう
キー(調性)は『Bメジャー(ロ長調)』。
コード進行は以下の通り。
コードネーム B | E |G#m7 |F# |Emaj7 |B |C#m7 |F#
ディグリーネーム Ⅰ |Ⅳ |Ⅵ |Ⅴ |Ⅳ△7 |Ⅰ|Ⅱm7 |Ⅴ|
コード進行としては珍しくはない印象、突出して何かがある感じではないですかね。。。
特別感はそこまでないけれど、逆に言えばなじみがあったり、親しみやすかったりするのかなと。
その辺りもイントロの心地よさに影響があるとは思いますが、一番はピアノのメロディが印象的ですね。
このメロディについてもう少し詳しく見ていきましょう。
※)Bメジャーキーの音階は『シ』『ファ』以外に調号が付きますが、以下、調号は無視して書き進めます。
日本人に親しまれているメロディ
イントロで流れてるピアノのメロディですが、【シ・ド・レ・ファ・ソ】の5音で構成されています。
『キー:Cメジャー』に移調してみると、【ド・レ・ミ・ソ・ラ】の5音ですね。
これはいわゆるヨナ(47)抜き音階ってヤツでしょう。
ヨナ抜き音階は伝統的な日本の音楽で、童謡などでも良く使われていて日本人にはかなり親しまれている音階。
なぜそう感じるかは各自調べてもらうとして、遺伝子レベルで馴染んでいる音階を使っていることが、『ライフイズビューティフル』のイントロの印象の良さに大きく影響しているのですね。
ヨナ抜き音階は意外と扱いが難しい?
ヨナ抜き音階は聴いたことはあったので、作曲練習の時にメロディを作ってみたことがあるのですが、あんまり良いメロディが作れなかったです。
良いメロディが作れなかったというか、どれもこれも似たようなメロディになってしまいました。
何万曲、何億曲とこの音階でメロディが作られていると思いますが、親しみやすい分、個性を出すが難しいんだなと感じています。
でも、『ライフイズビューティフル』は親しみやすさはあるけれど、オリジナリティも感じられる。
この辺りにもきっと何か理由があるんだと思う。
おそらくリズムや音価、音色、調性、コードなどなど、いろんな要因が相まって独自性が生まれてるのでしょう。
私がヨナ抜き音階を使いこなすには、まだまだ知識と経験が足りないと感じたので、作曲練習でいろいろと試して実験していきたいと思います。
まとめ
【『ライフイズビューティフル/ケツメイシ』の楽曲分析結果】
・印象的なイントロのメロディはヨナ抜き音階で作られている
・ヨナ抜き音階はオリジナリティを出すのが難しい
・ヨナ抜き音階を使いこなすには、まだまだ知識と経験が足りない
ヨナ抜き音階を使いこなせるようになるには、単純にメロディだけの知識だと足りない気がした。
コードとの関係性や音色とかまで突き詰めないと、自分が扱うには厳しいかな。
ヨナ抜き音階はそれだけで良いメロディを作れるモノでもあるからん、いろんな楽曲を聴いて、どういう扱い方が出来るのかも探していきたいですね。
ここらで一度、楽曲分析をこのnoteで記録するのはストップします。
週に一度のペースで続けてきましたが、表層だけじゃなく、1曲をもっと深くまで勉強したいなと。
また気が向いたらここで書くかもしれませんが、しばらくは自分だけでいろいろ調べていきたいと思います。