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【過去記事】作詞作曲練習1曲目-『孤独徒競走』の記録

※『ゆーじの自由時間(外部リンク)』で過去に書いた記事を移籍させたものになります


作曲練習としては7曲目ですが、今回からは作詞練習もしていくので、気持ちを新たに『作詞作曲練習1曲目』としてリスタートしましょう。

最初から上手く出来るとは思っていませんがやらなきゃいつまでも初心者のままなので、曲が完成するまでにいろんな課題を見つけたり、克服したりしていきたいと思います。

今までの流れを踏襲して『完成作品⇒制作過程』という流れで書いていきましょう^^

完成作品『タイトル:孤独徒競走』

まずは今回のテーマや完成作品、歌詞などをまとめておきます。

【今回のテーマ】
課題締切日:2023年7月2日
曲のテーマ…『一年の折り返し』
感情…『悲しい』
ジャンル…『ポップス(固定)』
キー…『Cメジャー(固定)』
BPM…『ミドル(110)』

【孤独徒競走】

かけられた呪い 気にもせず
静かなこの道を歩いてた

描いてた通り進んでも
印をつけられる いびつな世界

「叶うさ」 ぎこちない言葉こぼした
取るに足らない願い込めても 誰も いなくて

比べることすら出来ずに ただ季節は過ぎ
景色は変わらず 明日も見えない
何もない繰り返しの日に 孤独を持て余している

誰しも道半ば もがいてる
おとぎ話の中で 夢を見てる

「I love it」 飛び跳ねて 走って おやすみ
掴め耐えて歩き続けて 心 目覚めて

敵わないと分かっていても たとえ意味がなくても
最高速度で今日も駆けていく
何気ない折り返しの日に 孤独と競争している

不思議な物語 狙う頂き
もうとかく予測不能の 未来 目指して

敵わないと分かっていても たとえ意味がなくても
最高速度で今日も駆けていく
何気ない折り返しの日も 孤独と競争している

作詞作曲した感想

「最初にしたらこんなもんかー」といったところでしょうか。

もっとやれたはずという気持ちもあるけれど、まぁ全体的には自分がイメージした通りの曲にはなったかな。

「『1年の折り返しの日』だから悲しすぎないで下半期は前向きに過ごそうよ」みたいな感じは自分なりには出せたと思う。

6月12日から作業に入って、3週間後の7月2日に完成させることを目標にしましたが、ちょっと短かった。別件も入ってたから仕方ないですね。。。

もっといろんなところに拘れたら良かったんだけど、実力と知識不足を考えると今のベストでしょう。

今までの作曲練習は無駄じゃなかったと感じられますね^^

それと、今回は作詞もしてみたけれど、意味はあんまり伝わってないかもなー。笑

まぁ歌詞の内容はそんなに深くは考えてないし、「いかにふざけながら良い事を言えるか?」の遊び心が大事なので、歌詞に関しては及第点と言ったところで。

作詞作曲練習1曲目としては「まぁまぁ」という評価にしておきましょう。

今回見つかった課題・反省点

今回見つかった課題をいくつか書き出しておきましょう。

【見つかった課題】
・方向性を決める段階である程度完成形をイメージしておく
・ショートカットを作る&覚える
・アレンジ力を身に着ける など

細かい事を言えば、ずん子さんの歌わせ方とか最後の方のキメ周りのアレンジの仕方とかも「もっとなんとか出来たよなー」とは思うのですが、とりあえずは上記の3つですね。

それぞれ詳しく課題を見ていきましょう。

方向性を決める段階である程度完成形をイメージしておく

今回痛感したのは「いかに余計な事で迷わないかが大事」というところ。

一度手が止まると、引き出しがないから「無」の状態が長く続いちゃう。

楽器を自由に弾けないと感覚だけで作曲するのは難しいから、『設計図を作り込む』のが私には必要だとわかった。

曲の構成から、使う楽器や音色のイメージ、セクションごとの曲の雰囲気とか、ノートに設計図を出来る限り細かく。

「曲を言語化する」ことが自分ならではの強みになるというか、音楽を音楽で表現する能力が低いから、『言葉で曲を作る』能力を磨く必要があると感じたかな。

今回は手探りなところもあって上手くいかない時もあったから、次回は『最初の段階で作りたい曲のイメージをしっかり言語化』して、その通りに作れば狙い通りの曲が完成するようにしていきましょう。

ショートカットを作る&覚える

とにかく作業スピードが遅い。

そのせいでいろんなことを試す時間が取れないから、ショートカットキーを作ったり、覚えたりが必要ですね。

慣れないうちは、いちいち確認しないといけなくて時間がかかるとは思うけれど、覚えちゃえば作業スピードは格段にあがるはず。

次の練習期間は多少時間がかかってもショートカットを駆使しながら、作業をしていくことを意識しましょう。

アレンジ力を身に着ける

アレンジがなんかダサいよねー。

打ち込みスキルもそうだし、楽器選びもリズムも、いろんな要素が重なってダサさにつながっていると感じたかな。

これは引き出しを増やすことでしか解決できないと思うから、普段からいろんな曲に対してアンテナを張っておきましょう。

いいテクニックとかが見つかったらストックして、作曲に活かすことが必要ですね。

これしばらくは悩み続ける課題かな。スキをみて知識を増やしていきましょう。

あと、ずん子さんの歌声が良いですよねー。彼女の魅力をもっと引き出せるようになりたいところです(。-`ω-)


とりあえずの課題はこんなところかな。

今回は時間が足りなくて放置した部分もあるから、作業スピードを上げるために出来ることを、少しずつ増やしていきましょう。

反省はこのくらいにしておきますか。

次回は7月30日(日)が締切の予定日。

どんなテーマにするかや条件は後日決めたいと思います。

では、今回はこの辺で(^o^)/

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ここから先は作業中に考えたことを記録になります。前回決めたルールを基にいろいろ決めています。

体裁を整えていないので、見苦しいと感じた場合はそっと離脱してくださいm(_ _)m

曲の方向性を決めよう

まずは締切を決めましょう。

作業開始日時の本日が2023年6月12日(月)なのですが、とりあえず3週間を目安に曲の完成を目指していきます。

なので、締切は2023年7月2日(日)にします。

という事で、まずは7月2日が何の日かを確認してみましょう。

【7月2日は何の日?】
一年の折り返しの日、ユネスコ加盟記念日、たわしの日、蛸の日、布ナプキンの日など
参考サイト:7月2日 今日は何の日~毎日が記念日~

この中で選ぶなら『一年の折り返しの日』だよね。

縁起が良いというかタイミングが良いというか、直感でコレがいいと思ったので、テーマは『一年の折り返し』にします。

キーに関しては前回決めたように『C・Am』でジャンルは『ポップス』にしましょう。

感情とテンポはルーレットを回してみます。。。

結果、感情は『悲しみ』でテンポは『ミドル』になりました。

ということで、ここまでをまとめておきましょう。

【作る曲の方向性】
課題締切日:2023年7月2日
曲のテーマ…『一年の折り返し』
感情…『悲しい』
ジャンル…『ポップス(固定)』
キー…『Cメジャー(固定)』
BPM…『ミドル(110)』

コンセプトを考えよう

なんとなく方向性が決まったので次はコンセプトや構成を考えたいのですが、どうしようか。。。

『1年の折り返し』というテーマで、パッと思いついたのは「コップの水」の話かな。

1年間のちょうど半分に達したわけですが、「もう半年過ぎたのか」と思うのか「まだ半分もある」と思うのかは人によって違う。

こんなのは設定としては面白いと思う。

それと似たようなことで言えば「ウサギとカメ」も良さそう。

これに関しては過去にこのブログで読書感想文も書いているし、いろんな視点を持てる話だから、とっつきやすそうでもある。

感情も「悲しみ」にフォーカスすることも出来るし、上手くいけば作詞作曲の表現もできそう。

私が過去に書いた「ウサギとカメ」の感想文も参考になれば参考にしつつ、あくまでもイメージを膨らませるのが目的だから、「ウサギとカメ」の話とかけ離れても問題なしで。

「一年の折り返し」というテーマが伝われば、それが正解の形になると思うから、そこは意識しておきましょう。

「ウサギとカメ」の物語が悲しい理由を考えよう

「ウサギとカメ」の物語で悲しいポイントを挙げるとしたらどこか?

ウサギ目線で考えるなら、リードしてたのに油断したことで追い抜かれちゃったこと。

カメ目線で考えるなら、実力通りの展開なら勝つ要素がないところかな。

今回は「一年の折り返し」の時点で「悲しい」を表現したいから、立場としてはカメさんの立場の方が感情移入しやすいですか。

あと、「悲しい」が感情のテーマだけど、それだけで終わらせるのは寂しいかな。前向きな雰囲気は出したい。

「一年の折り返し」で「もう半分」過ぎたのは事実だけど、「まだ半分」あるのも事実なわけだからね。

だから、どうにもならない差があっても「最大限頑張らないといけないんだよ」と自分を鼓舞するような感じの曲にはしたいですね。

『ウサギとカメ』の物語では後半戦でカメが巻き返したわけだし、「悲しい」は表現しないとだけど、反対の感情の「嬉しい」とか前向きな部分も入れたい。

『悲しい』の後に『嬉しい』とか『明るさ』が出れば、それは『折り返し感』も出るし、テーマに沿ってるかな。

曲の構成を考えよう

ここまでのことをまとめると、曲の構成は【Aメロ-Bメロ-Cメロ(サビ)】にするのがいいかな。

Aメロ-Bメロはどちらも悲しみ寄りな雰囲気にして、でもサビは明るいまで行かなくても前向きな雰囲気にしましょうか。

「一年の折り返し」なので、イントロは合った方が良いかな。

その方が前半戦を過ごしてきた感じがあるし、イントロの流れのままAメロに入るイメージで繋げましょう。

Dメロ(ブリッジ)とアウトロは実際に作ってから考えようかな。

ざっくりと

【イントロ-Aメロ-Bメロ-Cメロ(サビ)】

とココまでは決定にしましょう。

あとキーは『C』の方にしようかな。

『Am』の方が悲しみには適しているかもしれないけれど、ちょっと悲し過ぎちゃう風になる気がする。

あと、マイナーキーで曲を作ったことがないし、転調とかも上手くできないと思うし、新しい挑戦の最初の一曲だから作りやすいキーで取り組みましょう。

「一年の折り返し」の日、前半戦は上手くいかなくて悲しかったけれど、後半戦は「きっと喜びに溢れるよ」という曲の感じにしてみようかな。

あとはコレを表現できるように頑張りましょう^^

作詞の準備をしよう

歌詞の方向性としては【一年の折り返し×ウサギとカメ】が融合するようなイメージで進めましょうか。

ここからは天音さんにサポートしてもらおう。

では、簡単に物語のあらすじを考えてみますか。主人公はカメさんでいいでしょう。

【物語のあらすじ】
カメさんはウサギさんに足の遅さをからかわれて悲しみに包まれていた。密かにリベンジに燃えるカメさん。ある日ウサギさんにかけっこ勝負を持ちかけられた。カメさんは「勝てないと分かっているけれど…」と思いながらも一矢報いるために勝負を受けた。勝負が半分を過ぎた頃、ウサギさんはカメさんを大きく引き離し、余裕を見せて昼寝をして油断していた。カメさんはこのチャンスを逃すまいと思っている。能力の高さでは勝てないけれど、我慢と地道な努力を繰り返して、逆襲する瞬間をカメさんは狙っていた。

ちょっと微妙か^_^;笑

でも最初なのでこんな感じでいいでしょう。

んじゃ、曲の構成に合わせて簡単に展開を考えてみますか。

【Aメロ】
からかわれて悲しみに暮れるカメさん。そんなカメさんに勝負を仕掛けたウサギさんの存在。

【Bメロ】
勝負してすぐに差を付けられたカメさん。調子に乗ってるウサギさん。

【Cメロ(サビ)】
勝てないと分かっていても戦うカメさん。でも勝負はまだ半分が過ぎたところ。油断しているウサギさんを逆襲するんだ。

もっと微妙になったな(~_~;)笑。ざっくり展開だからいいか。

でも、何となく曲の構成が具体的にイメージできたかな。

Aメロが『8小節×2』で並列関係、
Bメロが『8小節×1』だけど前半4小節と後半4小節で印象を変える感じ、
Cメロは…『12小節』にしようかな(。-∀-)ムフフ

後は、作詞をする前に『キーワード』を挙げられるだけピックアップしようかな。

【ウサギとカメ】のキーワード
ウサギ、カメ、かけっこ、競争、勝利、偶然、努力、のろさ、足の速さ、悲しみ、恥ずかしい、眠る、睡眠、睡魔、目覚める、ゴール、折り返し、時期、目標、忍耐、力、運、途中経過、意外な結果、喜び、酔っている、注目、チャンス、
謙虚さ、教訓、兎角亀毛

【カメ】のキーワード
のろい、静か、穏やか、健気、じっとしている、甲羅、着実、眼光、地道、長寿、泳ぐ、強靭、謙虚、戦略、進む、着実な成長、忍耐力、ゆっくり、絶えず進化、賢明

【ウサギ】のキーワード
素早い、俊敏、運動神経、飛び跳ねる、高速、跳躍、活発、焦り、自信、瞬間的な力、軽快、競争心、元気、ハイパーアクティブ、外向的、大胆、短期的な成果、目立つ、飽きっぽい、駆け足

これらのキーワードから歌詞を考えていきましょう。

曲と歌詞のイメージをすり合わせよう

Aメロ①-Aメロ②-Bメロ-Cメロという構成になっているので、分かりやすくそれぞれの場面で『起承転結』を考えましょう。

最終的にはコードとメロディーが完成してから歌詞を完成させようと思うから、ココでは【こんな感じのフレーズ】くらいを考えていきます。

【Aメロ①:起】の歌詞

物語の始まりなので、状況(現状)を表す描写をしたいかなと。

「一年の折り返し」がテーマだから、その状況を表す歌詞が必要ですね。

それでいうと、すでにスタートしている状況を描いた方が良さそう。

もう勝負は始まっていて、『折り返し地点まで来たけれど負けている状況』を表したフレーズにすればいいのかな。

うーん…カメさんにはどんな世界が見えているんだろうか。。。

スタート地点と比べて大きく景色が変わっているわけではないのかな。

そしたら『変わらない景色』をカメさん目線の言葉に置き換えればいいか。

いや違うか。周りから見える景色は変わらないけれど、カメさんからの景色はゆっくり変わってるか。

後の対比関係を考えると『絶えず進む』っていう言葉は欲しいかも。

【ビハインドの状況でも 絶えず進んでいる】

みたいな出だしにしよう。

【Aメロ①:起】の作曲

まずはコード進行を決めようかな。

Ⅰ-Ⅱ-Ⅳ-Ⅵのどれかから始めるのがベターだけど、Ⅰは無しかな。

始めるならⅡかⅣかなと思うけど、、、『F』から始めようか。

解決感のない雰囲気を出したいところだし、王道の「4(F)-5(G)-3(Em)-6(Am)進行」を軸に考えてみましょう。

ループ性もあるし「頑張っても頑張っても…」みたいなイメージは出しやすいのかなー。まぁいいや。

出だしは少しネガティブ感を出したいから、メロディーは7th(ミ)から始めようかな。

あとは意識するのは少し重たい感じを出したいから、1拍空けて入ろうかな。

メロディーはあまり細かくない方が良いし、上下の差もあまりない方が良いかも。

エモいんだけどエモくない雰囲気にしたいんだけど、どうしたらいいんだろう?

浮遊感はあまり欲しくないというか、上半期が上手くいかなかったとしても、ちゃんと今日まで生きて来た事実が重要。

気持ちがエモいんじゃなくて、事実がエモい感じを出したいかな。

全体的に音は少なめで、静かな雰囲気は出したい。

【Aメロ②:承】の歌詞

物語を動かす描写が欲しいですね。

さっきが状況の描写だったから、ここは主人公・カメさんの心情描写が適当かな。

この時のカメさんの心情は『からかわれて悲しみに暮れる』だから、コレを表現したフレーズにしたい。

でも、なんでカメさんはからかわれたんだろうか?

うーん…出来る人に出来ない事をバカにされたからかな?

ウサギさんは走るのが速い、カメさんは遅い。そこに優劣が生まれていて、劣っていることをバカにされた。だからカメさんは悲しい。

劣等感を感じる表現が出来たらいいかな。でも、カメさんは走るのが遅いことを悪いとは思ってない気がする。

だから、周り(ウサギさん)が勝手に劣ってると思うだけなんだろうね。でも比較されることでからかわれちゃう。

【健気さを恥ずかしく感じさせる世界】

みたいな雰囲気が出せたらいいな。

【Aメロ②:承】の作曲

同じコード進行とメロディーラインは引き継ぎましょう。

ココは少しガヤを入れるイメージが欲しいかな。

主役はカメさんだけど、ウサギさんや周りの人の存在を出したいから、その雰囲気を感じさせたい。

それでいて景色が変わらない感じを出したいから、固定したメロディーを鳴らしたいね。

ただ、あまりガチャガチャさせたくないから、ここを一つの楽器で表現するか、分けるかは作りながら決めよう。

【Bメロ:転】の歌詞

ココは場面転換が欲しいのと、サビにつながる流れを作りたい。

でも、サビでパワーを爆発させたいから、ふつふつとしている感じ。

我慢とか忍耐のイメージにしたいかな。

そのためにはウサギとカメの対比関係が分かると我慢している感じが伝わるかな。

【余裕を見せて眠っているウサギさんの存在】

【耐えて歩き続けるカメさん】

を表すフレーズが欲しい。

可能なら【目覚める】っていう言葉は使いたいかな。

『うさぎさん』と『かめさん』とで意味が変わって面白いかも。

【※追記】
この部分は2番の歌詞にしましょう。1番は『悲しさ』を前に出したいから、自分の内面に目を向けた歌詞にしたい。

【Bメロ:転】のコード進行

Bメロは『我慢』を表現したいから、ココもAメロと同じコード『F』から始めましょうか。

ちょっと飽きちゃうかもしれないけれど、我慢した先に世界が開けるような感じにしたいから、土台になる部分は我慢させましょう。

その代わりアレンジだったり、メロディーだったりで工夫を出して飽きさせないような工夫はしたいかな。

前半は【余裕を眠っているウサギさんの存在】を出すために、シンコペーションさせて、跳躍するメロディーにして、

後半は【耐えて歩き続けるカメさん】を出すために、地道に登っていくメロディーを意識してみましょうか。

【Cメロ:結】の歌詞

ココは一番伝えたい事や感情を出すのが役割ですね。

カメさんの気持ちとしては「後半戦は巻き返すぞ!」という感じでしょう。

ただ、周りの雑音とかはあまり気にするタイプじゃないのかな。

何となくカメさんは『自分と向き合ってる人(?)』なんだと思う。

自分の能力を理解していて、その上で最大限の努力をすることだけを考えている。それで負けたら仕方ないというか、それが当たり前の世界を生きていることは分かってる。

それでも、自分を信じて続けていくって感じかな。

途中でウサギさんは眠っている訳だから、チャンスではあるんだよね。

でも、そのチャンスを活かすだけのポテンシャルはカメさんにはない。

チャンスと分かっていても、いまは地道な努力を続けることしか出来ない。

その辺のもどかしさみたいなものを持ちながらも、全力を出すカメさんを表現出来たらいいかな。

【勝てないとは分かっているけれど、自分の中の最大出力で奮闘するカメさん】

を描くイメージで歌詞を考えましょう。

そう考えると、Dメロは欲しいかな。

Dメロでカメさんが勝つ可能性を提示してあげたい。

でもそれは『実力』ではなく『運』の力ではある。それでも、

【何が起こるか分からないのが勝負だよ】

という事は歌詞に残しておきたい。

【※追記】
・Bメロ同様、1番は『悲しさ』を出したいから、ここで考えたものは2番のサビに持ってくることにする。

・Dメロは時間の関係で新たに作るのは出来なかった。その代わりBメロのメロディーで【何が起こるか分からないのが勝負だよ】の部分を表現することに。

【Cメロ:結】のコード進行

明るい印象にしたいからここは『C』で始めましょう。

ただ、カメさんの気持ちを考えると『一気に明るく開ける』よりは『着実に進んでいく力強さ』のイメージを出したいかな。

だから、メロディーも最高音は持ってくるけど、目立ち過ぎない感じがいいかも。

ひとまずはこんな感じかな。

実際にコードを鳴らしていって複雑にするというか、イメージに合うコード進行に変えていきましょう。

参考曲はMr.Children『Tommorrow never knows』

『キー:C』だといわゆる明るい曲になっちゃう気がして、それだとイメージしている曲とはかけ離れちゃうなと思って困ったなぁ...(´・_・`)

けれど、『キー:C』だけど明るすぎない…でも前向きな雰囲気のある曲を探してみたら、Mr.Childrenの『Tommorrow never knows』が一番イメージに近かったかなと。

なので、今回はところどころ参考にして作曲してみました。

自分なりにいろいろ感じながら参考にしてみたけど、細かいところにいろんな仕掛けをしてるんだなと気づきます。

例えば、Bメロの「何もかもを欲しがっていた」の部分の出だしは音程が一気に高くなる。

音程が高いと気持ちも強くなる訳だけど、その気持ちとこのフレーズ、音程がピッタリ合ってるわけですな。

でもその後のサビの「きょうも」の部分はもう一つ上の音程になる。

そうすることで、サビの盛り上がりも一段と上がるし、「今日も(痛みを抱いてる)」と、『毎日』そういう想いをしてるのが苦しいんだというのが伝わる。

当然私なんかが気づいてない仕掛けは他にもたくさんあるわけだし、月並みだけどミスチルってすげぇよ。。。(; ・`д・´)

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