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誰にも足を引っ張らせないために「ハマるハマらない」の話題からは卒業する

「最近あの人にハマってる」

「あの人にはハマっといたほうがいい」

この"誰かにハマってるハマってないトーク"…
聞きすぎて飽きた。

「ハマってる」とは気に入ってもらっていることを指しますが、おそらくこの言葉の応酬が執拗な足の引っ張り合いを生んでいる。
カジュアルに飛び交うわりに、ハマりたい人の目は真剣そのもの。

ハマることを重要視することは、赤の他人が自分の運命を握っている状態を受け入れたのと同じ。
偉い人にハマっているうちは安泰だが、ハマらなくなった瞬間が終了の合図。

俯瞰になれば理解できるのだが、間近で権力者にハマっている人間を見ればあせってしまうのが人間の性。
だからこそハマるハマらないで一喜一憂してしまう流れは常態化しており、虎の威を借りてマウントを取る滑稽な人間を生み続ける。

「俺はあの人にめちゃくちゃハマってるけど調子には乗っていない」
その言い草がすでに調子に乗っているのだが、そんなことにも気がつかないほどに浮き足立っている人もおりました。
それくらい権力者、実力者にハマることは想像以上の恩恵を受ける。

だからこそ、見苦しいほどに足を引っ張り合う。
あの時の人間の目はイヤらしさを通り越して恐怖すら覚える。
ということは、「ハマるハマらない」に重きを置いてしまえば、自分だってあの目になってしまうかもしれない。

人間、渦中に入ってしまえば客観的な視点は消える。
だからこそ、もう1人の自分を相談相手にし自分をプロデュースをしてもらう。
そのプロデュース基準は、ただひとつ。
ダサいか、ダサくないか?

もう1人の自分に「俺をダサいと感じた時は、助走をつけておもいっきり殴ってくれ」とお願いしておこう。

誰かにハマろうとするんじゃなくて
もう1人の自分にハマりにいく。
もう1人の自分を作るのが難しそうならば、中学生、高校生の時の自分に、今の俺はダサいことしてるかどうかを聞いてみよう。
奴は誰よりも正直に答えてくれるはず。

俺はあの人にハマってる
あの人にハマっといたら安心。

うん、、、さすがに聞き飽きたかもしれない。もうそろそろええかな。

誰に対しても媚びることができない人間の言い訳かもしれませんが、誰にも媚びない生き方が好きやわーって
もう1人の自分が言ってくれているのでOKです。

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