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『アンチ』を都合よく使わないで

『アンチ』って言葉…
かなり聞く機会が増えています。

アンチとは
いわゆる『反対』や『対抗』といった意味だと思いますが
ネット等々で叩いてくる人たちを括って『アンチ』と呼んでいることが非常に多い。

「あれは、ただのアンチだから」
「アンチの意見は放っておいたほうがいい」

あちこちでアンチアンチと聞きますが…

ん?それは本当にアンチなの?
たしかにアンチもいるかもしれませんが
アンチって言葉を都合よく使う人もいます。

自分に向けられた批判意見に対して「全てアンチの仕業」と括っておけば、自分には何も落ち度がないことにできてしまう。
たしかに、それはやりかたとしては賢い。

しかし、『アンチ』と『批判意見』は全て同じじゃない。

『アンチ』というのは
建設的な意見も疑問もなく
「とりあえず嫌い」「なんとなく叩きたい」
など…
特に理由もなく攻撃してくる人がアンチ。

人間的に、能力的に、道義的に、品格的に
様々、きちんとした理由があった上での批判をアンチとは呼ばない。
ここの線引きをゴチャゴチャにしてしまっている人は
アンチという言葉を巧みに利用しがちだ。


以前、ある人に
仕事のパフォーマンスや仕事への向き合い方について、意を決して注意を入れたことがあります。
相手は立場上文句を言われにくい人なので、基本的に表立って忠告をされることはない。
だが、私の仕事仲間ほぼ全員が陰で痛烈な批判ばかりを何年も繰り返し続けている現状があり
これはプロとして前向きではないのでは…?
この状態をキープしていくことはお客さんに対して失礼なのでは…?

そう判断し、面と向かって忠告をしたのですが…

その人は信じられない言葉を返してきました。

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