見出し画像

方法に惑わされずに=新しい教育方法に挑む時に大切なこと7

「自由進度学習」という言葉が、よく聞かれるようになりました。
これからの教育のトレンドになる気がします。
気がしますが、トレンドは、これまで教育界で現れては消えていきました。

新しい教育方法に取り組むことは、自分の実践の幅を広げることに繋がります。
一方で、考え方を間違うと、方法に振り回されることになります。
そうならないために、どうしたらいいか考えをまとめてみました。

まあ、簡単に言うと、1学期色々やってみての自分の反省ですね。

1 まずはやってみる。


話題になるくらいですから、良いことがたくさんあるはずです。
やってみないと分からないことがたくさんあります。
やらずに意見は言えません。
まずはチャレンジしてみます。

2 方法の枠に囚われない。


例えば「自由進度学習」と言われると、一定の枠組みがあります。
その枠組みにとらわれると、実践を柔軟に変更できなくなります。
あくまで教育「方法」なだけなのです。
方法は柔軟に、子どもの事実と教師の振り返りによって修正していきたいです。

3 100点の方法はない。


新しい教育方法が話題になると、それがいかにも絶対正しいように思えてきます。
それ以外は、ダメだという気がしてきます。
しかしそんなことはないはずです。
教育方法に100点はないです。
子どもを見てより良い方法を選択したり改善していくことが大事なだけだと思います。

4 熱中しているか、深い学びをしているか。


方法なのですから、その方法を選んで、結果が出ないといけません。
教育における結果は、熱中したり深い学びをしたりということです。
それなしに、方法だけを追究しても無意味です。
子どもに合っていない、喜んでいないなら無意味になってしまいます。

5 できない子ができるようになっているか。


華やかな教育実践であっても、できる子だけができているならば、意味がないです。
普段、なかなかできないあの子も熱中した、深い学びに至った、そんな教育方法を目指したいです。

6 一面的な評価をしていないか。


子どもが非常に活発に活動した、とても楽しそうだった。
これは大事なことです。
しかし、何も身に付けていなかった、深い学びに至っていなかった
ということでは、どうなんでしょう。
何もかも完璧な教育方法はないと思いますが、一面的な評価に陥らないようにしたいです。

7 本当のところを知っているか。


新しい教育実践の表面的なところだけを真似すると失敗する気がします。
どんな意図で、どんな力を育てたくて、どんなステップで、どんな手立てを打って、どんな指導をするかという
本質的なところを知ったり、考えたりしないと、上手くいかないと思います。

2学期も果敢に挑戦しつつも、熱中と深い学びという2つの子どもの事実から目を背けずにやっていきたいと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?