見出し画像

<芸術一般>ちょっと一週間が疲れたから

一週間仕事をすると、水曜や木曜は疲れが溜まってくる。しかも、帰りが遅くなって、我が家で自分の時間が十分に持てないと、身体よりも心の疲労が溜まってしまう。

このサイトでは、ラグビーについて書くのをメインにしている。半分は楽しみでもあるが、半分は責任感を感じて掲載している部分もある。ここ数日、仕事で疲れて、少ない自由な時間を使ってラグビー関係の記事を掲載すると、どこか晴れ晴れとしていない自分の心に気づくことがある。

そういうときのために、<閑話休題>というコーナーを設けているのだが、今回は<閑話休題>として掲載する<芸術一般>ということになった。それでも、好きなことを自由勝手にやっていると、気分がとても落ちつく。いわば、一杯のコーヒーを飲むようなものだ。

前置きが長い。少し前から、TVで見たバレエや音楽の画像を溜めていた。こちらもあまり溜めると、いろいろと良くないようで、ここで一気に紹介したい。

まずは、バレエの「眠れる森の美女(スリーピングビューティ)」。

スリーピングビューティ1

このゴンドラに乗って、王子様と魔法の世界に行くシーンが、踊りよりも印象深い。

スリーピングビューティ3

そして、王子様のキスで、お姫様が長い眠りから目を醒ます。少女漫画のような世界だが、これぞ19世紀末幻想文学の真骨頂だと思う。

スワンレイク2

続いて、同じくチャイコフスキーの3大バレエの代表でもある、「白鳥の湖(スワンレイク)」。この白鳥たちの円舞を見たら、ギュスターブ・ドレが描いた、天界を想像してしまった。参考にドレの作品も掲載しておく。

画像4

でも、やはりプリマドンナの踊りは美しい。

スワンレイク6

男性も充分に上手いのだけど、こういう場面では引き立て役でしかない。

美しい踊り子たちを見たが、最後は、むさくるしいオッサンで終えよう。

コルトレーンマイフェイバリットシングス8

コルトレーンマイフェイバリットシングス5

ジャズの世界では、伝説にすらなっているジョン・コルトレーンが、「マイフェイバリットシングス」を演奏している。

この曲は、映画「サウンド・オブ・ミュージック」で、主演のジュリー・アンドリュースが、アルプスの山々を背景に、修道院の朝の仕事をしながら自分のお気に入り(マイフェイバリットシングス)を次々に歌ったものだ。「鳥の声」、「朝の空気」など清々しいものを並べたのだが、コルトレーンが自分の出番のない時にしばし煙草を吹かしたあと、身体中の力を込めて力強くサックスを吹くと、音のひとつひとつが「最強のお気に入り」に変化していくようだ。

そして、その音のひとつひとつが、なぜか私の心にも染みてくる。まるで煙草の煙が目に染みるように。明日は金曜日。もうすぐ週末だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?