折尾愛真短大 2年間の挑戦を少し観て来た
いよいよ明日から、全日本大学野球選手権大会がはじまります。
この大会に出場するチームは、それぞれのリーグで優勝したチームで、大学日本一をかけて、これから熱戦が繰り広げられることになります。
神宮球場で開催されるその大会は、大学野球選手なら、誰もが目指している大会なのだと思いますが、そんな全国の大学選手のなかにあって、唯一の「短期大学」が、折尾愛真短大です。
彼らは、
2年間の挑戦
をスローガンに掲げ、神宮を目指しています。
彼らがどんな野球をやっているのだろうと、とても気になって、昨日、試合を観に行って来ました。
▼ なかなか強いじゃん
折尾愛真短大は、九州地区大学野球連盟の北部に所属しています。
北部リーグと言えば、有名どころとして、日本一の経験もある日本文理大、ライオンズの隅田投手の出身の西日本工大など、強豪大学がしのぎを削っているリーグです。
折尾愛真短大は、そこの2部リーグ。
当たり前だけど、2年生が最上級生なので、20歳が最年長です。
他の大学には21歳、22歳の選手がいるわけですが、と言うか、その年齢が主力なわけですが、彼らはその年代がいません。
果たしてどんなチームで、どんな野球をするのでしょうか。
試合会場に着くと、すでにシートノックが始まっていました。
まず驚いたのが、部員の多さです。
短大なので、部員数も少ないのだろうと勝手に思っていたのですが、なんとなんと、そんなことはありません。
けっこうな部員がいました。
動作もキビキビで、プレーもかなり精度が高い印象を受けました。
試合が始まると、また驚きです。
先発ピッチャーが、かなり良い!
3回まで毎回の5奪三振無失点の上々の滑りだしでした。
5回以降少し疲れが見えた感じでしたが、なんとか踏ん張って、最終的には、7回1失点、奪三振は6個。
良いピッチャーでした。
しかもなんとまだまだ一年生!
攻撃陣は、少し、力不足を感じましたが、言葉は悪いけど、ずるい野球、で得点を狙っていましたね。
ランナーを出すと厄介な感じでした。
そんなずるい野球で2回に4点をあげて試合をリードします。
中盤なかなか点が取れず、逆に7回に一点を返されて嫌なムードになりかけますが、すぐに追加点を奪って突き放しました。
このへんも、試合巧者というか、負けないチームだなという印象でしたね。
結局は終わってみれば、7-2の快勝!
これでなんと2部リーグ1位決定です。
▼ 彼らの本気度
リーグの運営としては、この後、来週、2部リーグの上位3チームで、2次リーグを行うようです。
その2次リーグで優勝すれば、1部最下位との入替戦はなく、自動的に1部リーグに昇格が決まるそうです。
観ていて感じたのは、彼らの本気度、でした。
本気で彼らは、勝とうとしています。
短大というハンデを、むしろバネに変えているように思いました。
素晴らしいチームだなと思いました。
2年間の挑戦。
注目したいチームだと思います。
以上でーす。
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