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アウェーをホームに変える力

海外に一人で行く。多くの人は「自分探しの旅」を思い浮かべると思います。でも僕は、ドミニカ共和国への留学を「自分探しの旅」では無く、自分を貫き続ける「自分が通用する幅を広げる旅」にしました。
昨日の話とは矛盾するようですが、どこでも自分を貫く「アウェーをホームに変える力」について、書きます。

ドミニカで貫いた自分の個性

僕はドミニカ共和国での最初の二週間くらい、ドミニカのラテンのノリにあこがれ、ドミニカ共和国人になりたいと思っていました。毎日踊りも出来ないのに踊ったり、無理やりテンションを合わせて喋ったりしていました。とても楽しかったですし、自分が変わっていってる感覚もありました。でも、二週間くらい経つと疲れで体調を崩したり、語学学校に行くのが憂鬱になったりしてしまいました。
原因を考えると、自分が明らかに無理をしていることに気づきました。僕はどこに行っても、日本人だし、これまでの経験で手に入れたアイデンティティがあります。そんなに簡単に変われるわけがありませんし、変わる必要もありません。それなのに、自分が相手や環境のせいで変えられそうになっていました。ここが、昨日の話との大きな違いです。他人や環境のせいで変わってしまうのは、自分以外にコントロールされている自分の弱さだと思います。その弱さとはしっかり向き合う必要があると思います。
その日から、僕はドミニカ共和国の地で自分を貫くことを決意しました。

自分を貫くといっても、日本語を話したり、みんなが躍っているときに、本を一人で読んだりするということではありません。ドミニカ共和国のルールの中で、自分を貫くということです。僕はこれこそが個性だと思います。
チーム作りでも同じで、規律がしっかりしたうえで個の自由を認める。そうすることで、個性として力を発揮する。
これは僕のこれまでのチーム作りでの反省点でもあります。
ドミニカに話を戻すと、日常会話は普通のテンションでしゃべるけど、あいさつだけは、テンションを合わせる。踊りたくないときは断る。ドミニカの人たちもありのままの僕を受け入れてくれました。むしろ、「ゆーじおもしろいね」と言ってくれて、前よりも、気軽に接してくれるようになりました。僕の個性はドミニカで通用しました。

僕は今回の経験から、ドミニカでありのままの自分が通用したなら、日本でも絶対に通用するという自信を手に入れることが出来ました。
「アウェーをホームに変える力」を鍛えるためには積極的にアウェーに飛び込むことが大切だと思います。

スキマスイッチ「ボクノート」
https://youtu.be/AeMRXJtg500?list=TLPQMDYwNTIwMjD_9S4-mWe7RQ

明日は「僕がドミニカで陥った人間関係として最悪の状態」ということについて書こうと思います。


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