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上下関係について

これまでに中、高、大といろいろな上下関係を経験してきました。そのいろいろな経験の中で上下関係とはこうあるべきみたいなものを今は持っています。今日は僕の思う理想の上下関係について書きたいと思います。

立場は違うけど関係は対等

 まずこれが大前提です。学年の違いによる立場の違いを理解しなければ上下関係は成り立ちません。1年生と3年生では、そのチームに対する思いや求められている責任は全く違います。その立場の違いを理解してお互いにリスペクトすることで初めて対等な関係が成り立つと思います。こうした関係を築けているチームはうまく機能しているように思います。

リスペクト

 チーム作りにおいて「リスペクト」という言葉が最近よく使われるようになりました。リスペクトは上記の関係を成り立たせるために欠かせません。
チーム作りにおけるリスペクトとはどういうことかをもっと深く考えていきたいと思います。前提として、上の立場も下の立場もお互いにリスペクトは必要です。

上から下へのリスペクト

 上から下へのリスペクトとは「可能性」に対するリスペクトです。下の学年の選手は上の学年の選手よりも時間があるので、その分可能性があります。上の学年がどれだけの結果を残そうが、その下の学年にはその結果を超える可能性があります。その可能性に対して上の立場の人間は最大限のリスペクトを示さなければいけません。

下から上へのリスペクト

 下から上へのリスペクトとは「経験」に対するリスペクトです。上の学年の選手は少なくとも下の学年の選手よりも長くそのチームで野球をしています。その経験はチームを強くするためには欠かせません。その経験をもとに変えなければいけないこと変えてはいけないことがみえてきます。上の立場の人間が持っている「経験」に対しては下の立場の人間は最大限のリスペクトを示さなければいけません。

まとめ

 チームには必ず立場の違いやある程度の序列が必要です。全員が横の関係になるということはありません。でも、今日書いたことを実践していくことで、上下の関係ではなく「ナナメの関係」を築くことが出来ると思います。この「ナナメの関係」こそがチーム作りにおいて重要だと思います。そして、この関係は監督と選手、先生と児童生徒、上司と部下などにも当てはまると思います。

子どものコミュニケーション力を伸ばす「ナナメの関係」とは?
https://diamond.jp/articles/-/118922

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