お客様の本当の主訴を聴くのは無理なのだと改めて感じたご事。
施術者の痛みに対しての見立ては浅はかである。
一昨日、来院された方の話
10年前に一度だけ施術させていただいた方だった
『施術してもらってとてもよかったのを覚えていて、自宅の片付けをしていた際に、たまたま昔の領収書(昔働いていた整骨院のもの)が出てきて先生の名前が書いてあり、名前で検索したら出てきました』
ご縁とは不思議なものだ
筋肉の硬さには、今までの人生での出来事が詰まっている。
施術中も昔からの壮絶な怪我の体験を聞かせてくれた。
その時にお客様から
『もし生まれ変わったら何をしたいですか?私は痛みがない身体になりたい、それだけです。』
と力強く言っていた。
痛みのとらえ方はひとそれぞれ。自分もいろんな痛みを抱えてきた。実際今も感じることがある。
歴史や中身を問わず、この方にはそういう次元ではないくらい、常に痛みとともに進んできたのだろう、痛みを取りたい、、と願いながら、整体、鍼、カイロとありとあらゆるものをためしてきたのだろう
自分の痛みなんか、ちっぽけだ。
修行時代に、お客様の本当の主訴を聴くのは無理な話と教わった。
改めてそうかもなあ。
でもやるべきことはある。
どうやったらよくなるんだろう、どうしたら治るのだろう、、、。
それを考える、ひたすら考える。
これはやめちゃいけない。
人の健康に関わる仕事をしている間は。
施術中、ありとあらゆるアプローチをしかけ、楽になったと言っていただけたけど、そこからさらに1ミリでもよくなるように進んでいくしかない。
改めて自分の抱える悩み、痛みはちっぽけと思った。まだまだぬるい!
また明日も挑戦していこう、挑戦し続けよう。
あべ治療院
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