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ポステコ体制からマスカット体制への変化と扇原貴宏

◯ポステコ監督が去ったあとも松永監督とハッチソンHC体制で引き続きポステコ監督が築いたサッカーを展開していた。
◯ある意味定型的だった選手交代がハッチソンHC就任後は戦術的なものとなり結果を出し、選手も個々の役割を把握して納得してベンチメンバーを務めていた。
◯マスカット監督にバトンが渡った後もしばらくはハッチソンHC流の選手交代をしていたがシーズン終盤に突然起用法が変わったと感じた。その後ハッチソンHCの契約満了が決まり早々に離日した。
◯選手の起用について、ボランチに展開力を求めたポステコに対しマスカットはスペースのある中盤をドリブルでボールを運ぶ推進力を求めているように感じる。扇原が突然スタメンから外れるようになったこともこの辺りに起因していて彼の移籍にも大きく関係しているのではないだろうか。今後のボランチの補強を見ればもしかしたら分かるかも知れません。たとえば、私が個人的に狙っていた扇原タイプのY選手なのか渡辺皓太タイプのS選手を獲得するのか…はたまた外国籍で補うのかを注視したいと思います。

◯選手交代についても、ハッチソンHCは60分を目安に水沼と天野を投入し精度の高いクロスボールでの攻撃という戦術だったのに対し、マスカットは前田をCFに配置しWGに仲川を投入しサイドの裏のスペースを使うという戦術。水沼が移籍を考えるきっかけになったのは自分の必要性が下がったと感じたからなのではないだろうか。

◯扇原貴宏 31歳と選手としてピークを迎えている。ファン心理としては納得いかないであろう移籍だが、選手個人としては高待遇でありマリノスでの今後の起用法に不安があること、そして恐らく満額の移籍金を支払ってもらえる相手であることを考えれば最高のタイミングかもしれない。ゲームの話であれですが、以前やっていた「サカつく」では選手をチームにフィットさせピークまで育て、下り坂となる直前で高額で売却しそのお金で新たな素材を獲得する手法。多少ファンは怒り減るがそこまで得たものとそこから新たに得るもの、チームの成長を考えるとベストな選択だと思っています。愛する選手をいつまでも応援したい気持ちはあるが、その選手がベンチを温めるようになりいつしかベンチからも消える…それでは寂しい選手にとってもよろしくないと考えます。大津祐樹が良い例だと思います。

◯チームも選手もいつまでも同じ場所に留まることは成長の妨げになる。新たなチャレンジをするために新たな場所を選ぶというのは間違いではない。たとえ失敗したとしても…である。私はファンとして、マリノスの成長と躍進そして扇原がどういう選択をしどんな活躍するのかを楽しみにしたいと思います。

文書としてまとめる才能がないので思いついたことを箇条書きにして残して置きます。

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