メザスタに夢中な日々

家に帰れば、子どもたちから『メザスタしたい！』と言われるようになりました。メザスタって何？という方もいると思うので簡単に説明すると、ゲームセンターで遊べるポケモンのゲームです。ポケモンバトルをして100円を入れるとモンスターボールが投げられて、ゲットしたポケモンは小判サイズのタグとしてお持ち帰りできます。次からは、出てきたタグのポケモンを使って、新しいポケモンをゲットする旅に出るというエンドレスな内容です。

メルカリで売られているタグを買った方が効率的やんと思ったけど、子どもたちに話を聞いてみると、別に好きなポケモンのタグが欲しい訳ではなくて、ゲームでバトルすることが楽しいようです。先制攻撃をするためにボタンを連打したり、攻撃力アップルーレットを止めたり、そういうアクションが子どもたちを虜にしています。実際、ボクも『手伝って』とお願いされて一緒にボタンを連打することもあるのですが、何も考えずにただボタンを押している瞬間が結構気持ち良いのです。結果的に敵を倒す事ができたら、子どもたちと一緒に喜びも共有できるから、ゲームすることがネガティブなことだけではないと思えるようになってしまいました。もちろん、1日に何回もするようなことはせず、1回で必ず終えるようにしているし、子どもたちもそれで納得してくれています。

これから先、バトルに勝ちたいという思いが強くなり、強いポケモンを求める可能性はあるし、あっという間に飽きてしまうかもしれません。でも、やるべきことはちゃんとしているし、親のエゴで通わせている習いごとも楽しんで行ってくれている様子をみると、甘くなってしまいます。お絵描きやブロックで創造力を発揮した独創的なアウトプットを見せてくれているから、たまにはゲームで気分転換や、新たな発見の機会になったらいいなと思っています。

子育ては何が正解か分からないから、夢中になっていることに気付いてあげることがまずは大切だし、その可能性を無くさないように接することが理想なんだろうな。ゲームセンターに行かなくても、タグを使ってポケモンバトルをする遊びを子どもたちだけで考えるようにもなりました。タグを得る機会がなければ、思いつくことのなかった遊びです。そんな様子を見るたび、可能性を感じてボクはワクワクしてしまいます。