写真エッセイ〜2024年6月〜
蒸し暑くて目次を考えられない6月最終日の夜
写真、音楽、本。仕事と家庭を除いた時間は、ほとんどこの3つに費やしています。
好きなものに囲まれていたい思いが強すぎるのか、机上の積読は相変わらずです。今日も図書館で原田マハさんの小説を借りた帰りに、定期購読しているスピンを本屋さんで受け取りました。目次で好きな作家さんの名前を確認すると、本文を読むことなく机正面に並べている本の列に隙間を作り差し込んでいます。5冊右側には1年前に発売されたスピン5が置かれています。スピン6はパソコンの左側2つ目の本タワーにあり、スピン7はパソコンの左側一つ目の本タワーで背表紙に書かれた金色の文字をキラキラさせています。そんなに見つめないで。お迎えしてから3ヶ月も経っているのにまだ読了できていないのだから。
割り込みに次ぐ割り込み。ボクは本の割り込みを許容しすぎる。読みかけている本があっても、こっちの方が面白そうだと帯買いした本に気変わりすることは日常茶飯事。図書館で予約している本は、返却日があるから購入した本より優先度が高くなりがちです。300人待ちでも、忘れた頃に読めたらいいやと思って予約した本は、順番が回ってくる頃には熱が冷めてしまう。読みたいと思った本は、買ってすぐに読めばいい。タイミングを逃すと一生読まないかもしれない。読んでいれば想像もしていなかった人生を歩むことになる可能性もある。先週読んだ原田マハさんの「本日は、お日柄もよく」も、結婚式のスピーチがキッカケで主人公の人生が変わる話だった。変わるときは変わるし、変わらないときは変わらない。だけど、変わろうとする意志があり、それが実現できそうだと感じ、周りが応援してくれるのなら環境を変るべきなんだろうなと思いました。
一方で、周りが応援してくれない状況でも、自分たちのやりたいことをできる環境に身を投じた芸人もいます。菅ちゃんが書いた「京大中年」にそんなことが書かれていました。学生時代から見ていたロザン。最近では、毎日YouTubeでいろんな話題について2人で楽しく話しています。
今月は原田マハさん、宮下奈都さんの小説やエッセイばかり読んでいたから、京大中年のページを開いたときの文字の少なさに物足りなさを感じているボクがいました。もっと読みたい、読ませてくれ、あっという間に読み終わるではないか。本当にあっという間でした。でも、内容はおもしろく、心が温まる内容を恥ずかしさを包むように笑いで表現しているところが菅ちゃんらしくで良いなと思いました。
一冊の本を書く大変さは、noteを書いていなかった頃よりは分かるようになりました。単行本一冊の平均文字数をGoogleで調べてみると15万字。昨年つくった写真冊子が2万字だから、それでヒーヒー言ってたボクには本づくりはまだまだ先の目標です。
今月撮った好きな写真
あらあら、写真に触れることなく書き終えてしまいましたね。写真を挟む部分もなく、ここにまとめて載せることしかできなくなりました。構成を月の真ん中くらいには決めたいと思っていても、最終日の夜に駆け込みで書いてしまうんです。言い訳はしません。ポケモンGOに時間を奪われてなかったとしても、ボクは今日この時間に書いていたはずだから。今月はFUJIFILMの新製品を使う機会もあり、そこでポートレート撮影も体験できたのでその写真も載せます。普段、スナップばかりなので、これから並べたときに違和感があるかもしれませんが、そこは適当にコメントで緩急つけながら、早く公開して明日に備えて眠ることにします。来月はもう少し早く書けたらいいな。写真はアイナがSINGで歌ったこの曲で選びます。ぜひBGMを流しながら写真を見てくださいね。
音楽は流しましたか? 2024年6月、梅雨はどこに行ったんだ?と探しても見つからない。メガネはちゃんと目の前にある。空を見上げれば、曇り予報を裏切り朝日が顔を出している。朝帰りの3人組の若者は、ボクが歩道橋でカメラを構えている姿に気づき、少し離れたところでスマホを構える。普段空を見上げることがなかったなら、ボクは彼らの人生に影響を与えてしまったことになる。自分の影響力がおっかない。そう、おっかない。低い声を出すと長男が怖いというから、「怖いじゃなくて、おっかないと言って」とお願いしたのだ。意味は同じでも、言葉の響きがやさしく感じるから。写真を見ているときもいろんな言葉が浮かんでくる。ヤバイとか、すごいとか、綺麗とか、すぐに出てきた言葉の後で、もう一度じっくり自分の内側から出てくるかもしれない言葉を探してみてください。うっかりしていると、アイナのBGMが終わり、オーケストラが流れ出しました。
好きなんです。解散前にBiSHを聴けなかったことは、どうすることもできません。写真を選ばなきゃいけないのに、解散から1年後に6人が再開した写真を見て不覚にもずっとファンだった人たちの気持ちを想像してしまうくらい、ボクは清掃員でありたかった。解散までの経緯は調べて、本も読んだから理解しているつもりだけど、どこかで1日限定で復活してくれないかなと思ってしまう。だけど、それをしてはダメなことも理解している。さっさと写真を選んで寝たいのに、今の気持ちは残しておきたいから書きました。落ち着いたので写真選びますね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。来月は、うっすい写真冊子の作成、販売をしようと思います。1日30円ずつくらい貯金してもらえると嬉しいです。それでは来月も素敵な写真生活をお過ごしください。
写真や旅のことだけじゃなく、今ボクが気になっていることをnoteに書いています!読んでいただきありがとうございます!