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2024/02/18(日) 読む気になれない「〆切本」

図書館で借りていた「〆切本」。1ヶ月、机の上に積まれていた。表紙を開くことなく返却日を迎えた。興味があったから借りたのだけど、〆切本を返却日までに読む行為に違和感を覚えたから積んでいた。ホームページで次の予約者がいるか調べてみると、そこには0と表示されていた。

拝啓
〆切に遅れそうです

「〆切本」の表紙より

誰のために書かれた本だろう。ボクはページを開けなかった。借りたときにも読んだ表紙の言葉を2、3度頭の中で繰り返してみた。〆切に追われている人が、この本を手に取る余裕なんてないだろうから、「〆切に追われている人の生活が知りたい人」に向けてこの本は書かれているのかもしれないと仮説を立ててみる。それでも、表紙を開く気にはなれなかった。そう、ボクは今、〆切に追われている。このnoteを書いているのは、毎日noteの記録更新と、書けば少し気が休まるからだ。少し前にも書いたけど、公開noteは気を遣いながら言葉を選べるし、気持ちが荒れていると「落ち着かなきゃ!」と客観的に自分を見つめられる。1週間後に迫った〆切日を確認した後、再び本の表紙を見るとボクの今の心境が書かれていた。

どうしても書けぬ。

「〆切本」の表紙より

いや、書こうと思えば今すぐにでも書けるのだけど、どうせ書くならボクらしい言葉や表現にしたい。どんな言葉があればそれが伝わるか今日も考えていた。

阿倍野の雑音がうるさく感じる日は、静かな環境じゃないと言葉が出てこない日だ。夜になるまで待とう。必要なものを購入するために、地下の食料品売り場にいった。最近買っていなかったプリンを探しに行くと、100円くらい値上がりしていて、購買意欲がさーっと引いてしまった。安いから買っていたのかと思い、少し寂しくなった。ティラミスとチーズケーキとの出会いが今のボクの癒しだ。そのティラミスも季節が過ぎてしまい、メニューから無くなってしまったのだけど。また1年後に食べに来ようと誓った。忘れませんように。

ボクのパソコンの隣にはまだ〆切本が開かれない状態で積まれている。返すのが惜しくて延長した。「〆切本2」もある。

猿に邪魔されても〆切はやってくる

「〆切本2」の表紙より

気になる。言い訳の理由だろうか。1では感じられなかった「本文が気になる!」という感情が湧いている。半熟のゆで卵を作ろうと思っていたのに、急に強火になって黄身がカチカチになるくらい湧いている。だけどまだ開かない。これを開けば、ボクが〆切を守れなくなりそうだから。無事、提出を終えたら、あったかい紅茶とともに優越感に浸りながらページを捲ることにしよう。

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