2024/06/05(水)

成城石井のフォンダンショコラ。ショーケースに並んでいると、つい手に取ってしまいそうになる。だけど今まで一度も買って帰ったことがない。

Googleで検索すると、チョコが流れ出している写真にたくさん出会える。甘すぎず、苦すぎず、だけどケーキなんだから、甘すぎるより少し苦い方が好みかもしれない。そう思いながらも買えないのは、家に帰ってお皿に移し替える一手間のせいだ。洗い物は一つでも少ない方がいい。こんな理由でフォンダンショコラを諦め続けてきた自分が嫌になる。

お皿に付いたチョコが排水口に流れ、いつかチョコだったことを思い出せないくらいバラバラになることを想像すると、そのキッカケに関与したくないと思ってしまう。普段からお皿に付いた調味料を洗い流しているのに。フォンダンショコラから出てきたチョコと、醤油にどれほどの違いがあるというのか。みたらし団子から出てきた「砂糖醤油」とほとんど同じではないのか? きっとそうだ、いや絶対にそうとしか思えない。

みたらし団子は買えるのに、フォンダンショコラは買えない理由はそれだけとは考えにくい。さっき書いた理由は、ボクが書きながらそうかもしれないと勢いで書いただけのことで、過去に砂糖醤油について熱く語ったことなんて、多分ない。ないと言い切れないのがボクらしいと思う。大学時代の友人だった勝くんがいたら、今でもボクはシラフで砂糖醤油だけで話し続けられる自信がある。勝くんはボクの中にある秘めたパワーを引き出すのが上手だった。とにかく、何を言っても勝手にツボに入ってケラケラ笑っている。話していて気持ちよくさせてくれた。たまにめちゃくちゃ真面目になるから、そんなときふざけているとめちゃくちゃ白い目で見られる。そんなときほど、「あぁ、真面目な勝くんだ」とボクは心の中で楽しんでいた。浪人しているから1年ボクより人生の先輩だけど同期という関係が大学生活ではたくさんあった。7回生、8回生で、ボクより後で卒業した先輩もいた。おもしろい環境だった。光回線の販売のバイトをしていたN先輩は、もうそのままそこで社員になったらいいやんと思ってしまうくらい、サービスについて詳しかった。好きなことだったら、こんなに能力を発揮するのかといつも話をしながら思っていた。

好きなこと、やりたいことを大切にしなさいとよく言われているけど、潜在能力が発揮されるのはそういう場面である確率が高い。皆それを分かっているけど、日本では得意なことを伸ばそうとする教育が弱い。みんなと同じようにできるようになろうという考えが多数派だから。ボクが文章を書き続けられるのも、好きで、書きたいと思うからだ。誰かに届いて、「私もそう思います」、なんてメッセージをもらえたらボクは舞い上がって翌日のnoteは「noteを読んだ方からメッセージを頂戴しました」と分かりやすいタイトルで舞い上がった気持ちを記録しちゃうんだろうな。メールアドレスを記載しておくので、皆様からのご感想お待ちしております。

mail: yuji.photography@gmail.com

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