2024/05/14(火)

昨日は男子高校生の青春を感じながら帰宅したが、今日は赤髪アフロと金髪の男女が小さな声で話しながら、一つのスマホを仲良く共有している風景が視界の少し先で展開されている。電車の向かい合い席で辛いシチュエーションのトップ5にランクインするであろうこの状況から抜け出すのが良いのか、このまま定期的にスマホの奥にぼやけて見えるやりとりを観察するのが良いのか。少し考えたけど、他に空いている席がないから、座って休みたがっている身体のことを優先して移動しないことに決めた。それぞれが自分のスマホを操作しているが、たまに言葉を交わしている。日本語じゃなかった。日本人でも日本人っぽくない人がいるように、日本以外の国の人でも日本人に見えることがあって当然だ。窓に反射する自分の顔を見ながら、『ボクは日本人に見えるのだろうか?』と考えてしまった。髪はこれまで生きてきた中で、今が1番長い。前髪を前におろすと、あごまで届くくらいになった。

『パパはこの人に憧れているんだよ!』。妻がピアノ演奏しているかてぃんの動画を観ながら、子どもたちに話をしていた。『パパよりもっじゃーやな!』と言ったあと、何かを察したようで、それ以降ボクの髪型について話題にならなくなった。『憧れ』という言葉の力かなと思っている。

憧れや夢は、大人になって現実を知ると、他人の前で伝えることができなくなりがちだ。ボクは、このnoteのおかげで憧れや夢を失うことなく過ごせている(それが良いことなのかは分からないけれど)。ただ、ことあるごとに『大きくなったら何になりたいの?』と子どもたちに教えてもらっているのだから、ボク自身もこれからどうなりたいかを明確に伝えられなきゃ、子どもたちが疑問に思うかもしれない。大人になると、夢を諦めなきゃいけないんだと、絶対に思わせてはダメだとボクは思う。

現実を知ることは大切だけど、現実は乗り越えられることを教えられる親でありたい。ボクの目の前にはたくさんの壁がある。猫のぬいぐるみを2人で一緒に触りながら仲良くしている男女に気を取られている場合ではないのに、その猫があまりに可愛くて、赤髪アフロに咥えられてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしている。幸い猫いじりは、15秒くらいで飽きたようで、今は2人とも自分の世界に浸っているようだ。

ボクの1日はまだ終わらない。明日は水曜日だから、ようやく子どもたちと一緒に晩御飯が食べられる。お盆休みに叶えたいボクの小さな夢の話を覚えてたらしようと思う(お風呂あがりには忘れている自信がある)。

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