超短編小説「口の悪い猫達6」

あなた達はどこから来たんだ?

いきなりそんな質問をされても…と戸惑う5匹

失礼…私はトム、この島で生まれてずっとここに住んでいる。君たちはイカダで海の向こうからやってきたね?

猫のトム、、どっかで聞いたような気がするがあのネズミとペアじゃ無いなら大丈夫だろう…

今までの状況やら何やらをメリーが説明する。
こういう時は流石、誰よりも頼りになるのがメリーだ。
主人公のブラウンシュガーは何をするでもなく見守っていた。
大体のゲームや話で主人公というのは何もできないキャラが多いがまさにその類だ。

話を聞いてるうちに1つ分かった事は、何でも茂みの向こうに猫の村があるらしく連れて行ってくれるとの事。
さっきまでリアルな人間の世界に居たというのに猫の村なんてリアリティが無い現実が急にやってきたので現状についていけない5匹だった。

面白そうだし行ってみましょうよ

メリーが言うので4匹はとりあえず従うことにした。

つづく

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