超短編小説「口の悪い猫達3」
これまでの登場猫物
ブラウンシュガー(多分主人公)
メリー(みんなのオカン的な猫)
ピート(色も性格も変わった猫)
俺たちの住処には同じ境遇で一緒に過ごしている猫があと2匹いるが俺はコイツらと仲が悪い。
まずは黒猫のチャコール、コイツはピートのことが嫌いでちょいちょい嫌がらせをしたりするのでピートを守る為に俺が間に入ったりする。
なのでチャコールは俺の事も嫌っている。
メリーはいつもみんな仲良くねと言うが猫に限らず人間もみんながみんな仲良く出来たなら戦争なんて存在しないのである。
いつも俺はちょっとくらい合わないヤツがいても良いと思っている。
もう1匹はキジトラのスパイダー
クセの塊のような名前だがコイツは元々人間の飼い猫で人間が名付けた名前らしい。
なんともセンスがある名前をつけるなと思った。
ちなみに本人はスパイダーの意味を知らない。
まぁ知らない方が幸せな事もあるって事だ。
コイツはメリーの事が好きでいつもメリーに何かプレゼントをしたり機嫌をとったり忙しくしているが残念ながらメリーにはあまり好かれていない。
メリーに聞かなくても態度を見てるといくら鈍感な俺でも分かる。スパイダーは俺よりも鈍感なんだな。
つづく
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