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降格評価がきっかけでビズリーチに登録したけど、エンジニア売り手市場の恩恵を受けれない人の話

私は地方のJTC工場勤務のエンジニアですが、とても職場環境とチームの人間関係恵まれた環境にいると思います。

在宅勤務が自由に使え、骨折した娘の車椅子を押して小学校への送り迎えも気兼ねなくできました。子供は無事回復して今は元気に走り回ってます。

直属のシニアエキスパート上司は、大学教授と話しているような、論理的思考の完成形のようで勉強になる。技術の本質は上司に聞けるし、工場の手続きや、装置のテクニカルなことで同僚のうち誰がどの分野で詳しいかわかるようになり、相談したらみんな親身に考えてくれるし、

チームの中に子育て中のパパも増えて、急な風邪でお休みのメールが飛んできたり、定時で帰ったりしていて、私も気兼ねなく休めます。
新米パパたちからは両立のアドバイスを求められたり育休とか、保育園情報とか時々情報交換をしています。
(若い世代のパパたちを父親3.0というらしい、この本は読んだらまた記事を書こうと思ってまだ途中)

子供が元気で、仕事にストレスがなく、食うに困らない収入があり、
一体何が不満だというのか、いや、私と変われと多くのワーママからと思われてるんじゃないかと思うのですが、

評価されません、それはまぁ前から記事に書いてる通りなんですが

降格候補になりました。降格、最近はじまったばかりなんですけどね。時短勤務や育休を取りやすい評価制度に代わりますと言ってたと思うんですが、その時に降格ってのがしれっと組み込まれたんですよね。
まぁ業績悪くなったら都合よくつかわれるよね。

もともと平社員なので、降格すると新人とおなじような階級になるんですけど、能力が足りないという理由は納得できない、考察を行わずにどうやって論文を書くんですか!?といったんですけど、
課長の
『自分も(降格と言われたら)そう言うと思います』という反応を、なるほどうまい返しだなぁと感心したりして。

半年に1回話して凹むだけなら、まぁほぼ無害かなと思ってましたが、今回はさすがに無視できず、15年も働いて(2回育休ブランクあるが、、)、同期は更に上のマネージメントになるかとかいう話もあるのに、私は給料下げられて同じ仕事させられるのかぁ、それに能力新人並だと思われてんのか
とか、色々腹が立ちまして
勢いで、リンクトインとビズリーチに登録してみました。

まぁ、いまとても、会社の業績が冷え込んでいるので、リーマンショックや震災ショックのときの早期退職という体の良いリストラの順番が40になってまわってきたのかと、あの頃若くて対象外だったけど諸行無常。

業績がいいときには、急に飛び込んできて片手間に一時間もかからずに終わった超簡単な仕事を『緊急対応能力あり』と、ものすごく評価されたこともあります。えっ?これが?というか普段の私の数十倍大変な業務なんなのよ、、、と思ったこともあったなぁ
評価に能力が関係ないことや公平性がないことは実体験ずみなので、そこまで落ち込んではいません。

いや、転職サイトのスカウトがくるまでは半信半疑で、もうエンジニアとしてだめなのかと多少は落ち込んだり、『夫が帰ってこないから私が時短やめれないせいだ!』と夫にあたったりしてました。半日くらいね。

会社全体で業績が悪いので、悪い評価を受けたのはわたしだけではないようで、同じフロアの他のチームでは評価が悪く、面談後から精神を病み会社に来れなくなった人もいるようです。
帰ったら母業務があるので、私は落ち込む暇もなく、翌日も普通に出社しましたが。仕事に生きてなくて良かったなと思いました。評価でメンタルに支障をきたすほど仕事に生きてた人でも悪い評価されてるんだから、子供の体調最優先で働けるときだけ働いてたんだから仕方ないかー

ヘッドハンターからオススメの求人が送られてきたり、企業からスカウトがきてはいるのですが。
すごく業務がフィットするし、年収もアップするし、新人扱いではない求人は勤務地が遠かったり、
その逆で近場なんだけど似てるようで微妙に専門と違うんだよなぁという求人もあったり
まだ1週間ですが、応募先が決まりません。

単身赴任もできないとなるとエンジニア売り手市場でもどこでもいけるというわけでもなさそう。

以前、私はあまりにも昇格できなくて、子育て終了された女性マネージメントに相談したことがあるのですが、
その女性上司の話のなかで、子連れ単身赴任というパワーワードがでてきました、地元から離れて夫と二人体制でもギリギリなのに、ちょっと聞かなかったことにしたかった。

子連れ単身赴任”とは半世紀以上前に27歳の米沢富美子先生が0歳児を連れて行ったことが最初と思われる。日本のスーパーキャリアママのキャリア形成に必要不可欠となっている模様。元々夫が家事手伝うことがゼロならばかわらないんですかね・・
https://toyokeizai.net/articles/-/665585?page=4

その女性マネージメントは子連れ単身赴任ののち、そのお子様も大学生以上に大きくなり身軽な本当の単身赴任中。

その方は一人目ではなく、パイオニアのおかげで、残った家族の家と赴任先、連れて行く家族の手当等の弊社の子連れ単身赴任制度は整っていると教えて頂きました。
米沢先生の時代や均等法第一世代はそうするしかなかったんだと思いますし、切り拓いてくださったことはありがたいのですが、その後続かず草が茂ってジャングルに戻ってる気がします。

同世代並みのキャリアのために子連れ単身赴任ジャングルに飛び込むか?は、うちの場合はNOです。
単身赴任のお父さんのもとへお母さんと喧嘩してしまった思春期の娘さんがきてるとか言う話は何件か聞いたことがあってその家族にとっていい形の場合もあるとは思いますがうちのこはまだ幼い。

企業から年収アップ役職アップスカウトが来たときに、『私はまだ市場価値がある!』とうかれまして、
保育園児の息子は保育園に入れないかもしれないしパパと残って、小学生の娘は私と東京にいく?なんてパパと話していましたら、
娘が寝言で『えっ!?離婚するの!?いやぁだぁー』とうなされていまして、、いやー、子供ってなんでも聞いてるんですね。
やっと会話できるようになった息子も『〇〇は、ままが、だいすきなんだー』といいながらだきついてくれる3歳の貴重な時期を離れて過ごすなんて、やっぱりだめだ。私が辛い。

友達には『スカウトでも必ず受かるわけじゃないんだから、いかなさそうな企業でも積極的に面談してみろ、雰囲気もわかるから』と
婚活アプリ必勝法みたいなことをいわれてます。。

けれど辞めるぞ!という勢いもなんだか少し落ち着いてしまって、
外資系だと、イーロン・マスクの一声でいきなり30%レイオフとか、人も間材も同じような扱いじゃないですか。
社内で派遣切りもはじまってまして、そんな中で降格くらい生ぬるいかもしれない。派遣社員のマダムにいったらもともと評価すらない!って怒られそう。

まとまらなくなってきたので選択肢をあげてみます。

パターン①そのまま残留
仕事は変わらない。まだ、降格候補になっただけなので、給料は下がるかよくて現状維持。役職は新人並に下がるかよくて現状維持。
リモートワーク、有給等は自由に使える。
家族は状況変わらず現状維持でハッピー、
私は、働けるだけでありがたいと働く、ややモヤモヤする

Yuita父は①を推奨、『食うに困っとるわけじゃのーて、休みがぎょうさんあって、ええ会社じゃが』
私は何が嫌なんだろう。。私の小さなプライドで15年も働いてるのに新人扱いは嫌だとおもってるけど、案外まわりは役職なんて気にしてないかも?

パターン②私が近くの企業かフルリモート転職
家族は現状維持でハッピー
私のモヤモヤもはれる?
これができれば、、いまのとこそんな都合のいい応募先がみつかってない。
ビズリーチのスカウトはくるので、なくはないようだけど、勢いではじめてしまってなんのために転職するのかよく分からなくなってきた。年収アップしたいのか?うーん、、

パターン③夫婦二人揃って転職、引越し
大学時代の教授に相談がてら飲みにいきました。『場所はどこでもいいけど、夫婦揃ってないと子供に影響するでしょ』と、、
その通りです。けれど夫の転職も、同じ場所でうまくいくとは限らないし、活動やってる雰囲気もない!

パターン④退職
毎日ガーデニングの日々でもいいのですが
退職するには、まだ健康だし、ちょっともったいない気がしてる。


最近、この本を読みました。自分が健康で、家族も健康で、子供も楽しく通学、通園できていて、私は充分幸せなのに、  

てっぺんの小さい三角なんてなくてもいい、でも、なくてもいいから挑戦してみたいような。

前回のあがった評価はなんだったのか、

あぁ今年も評価に振り回されている


小1の娘が羨ましい