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ワンオペのリスクはここにもある

ワクチンの副反応でまる1日寝ていた。
日曜だったので、家には子どもたちも夫も家にいた。
ゲームをしたり、遊びに出かけたり、思い思いに過ごしているようだ。

翌朝

なんじゃこりゃあああああああ!!!!

本調子に戻って見回した我が家の荒廃っぷりは凄まじかった。
我が家の痴態を晒すようでなんとも言えない気分だが、気が付いた部分だけでも書き出してみる。
脱ぎっぱなしの服
食べたままテーブルにのった食器
散乱するおもちゃ
山積みの洗濯物(洗濯待ち)
シンクに溜まった食器と野菜くず
使ったままの鍋
未確認のプリント
チェック待ちの宿題(もう朝なんですけど)
ざっと見ただけでこうなので、まだあると思うけどもう見たくもない。

我が家は基本的に夫が仕事をして、私が家事と育児を担当する完全分業制をとっている。
今ドキ専業主婦も珍しいかもしれないが、いわゆるワンオペ状態である。
子どもも大きくなってママベッタリではなくなったし、私に時間的ゆとりがあるので日常生活においてキャパオーバーに感じたりすることはあまりない。

今日は一日復旧作業をしようと気合いを入れたけれど、次の瞬間考える。

自分が休んだ分だけ仕事が溜まる職場は破綻している。
休み明けにしんどい思いをして溜まった仕事をやっつけなければいけないのを思うと、不調をおしてでも出勤した方がマシ。
しんどいのに休養をとることすらままならない職場環境は、今の世の中ブラックと言ってもいい。

職場と家庭ではそもそも違うこともあるので同じ括りで考えてはいけないのかもしれない。
(っていうかそもそも休日なんて概念が無いねん)
でも、誰かが倒れても他の誰かがフォローする仕組みは作っておいた方がいいのではないか?

もっと言うなら、
この家、私がいなくなったら簡単に崩壊するんじゃないか。
夫が働いているので金銭面で不自由することはないだろう。
でも家の中はどうだろうか?
食事は誰が用意するのだろうか?
掃除は誰がするだろうか?
明日は幼稚園のお弁当の日だが、誰か気づいているだろうか?
ゴミは誰が集めて捨ててくれるだろうか?
たった1日でこの有り様。それ以上続いたら…想像するのも恐ろしい。

保険や団信や遺族年金など、家族の誰かがいなくなった時の金銭面での補償はいくつもある。
でも実際に生活する家の中のことは、中に住んでいる家族でやっていくしかない。

離婚を考えているわけでもないし、余命宣告を受けているわけでもないけれど、それでも「まさか」はあるし、人はいつか絶対に死ぬ。

残された家族がその後も最低限自分たちの力で生きていけるように私がすべきことは、ワンオペ家事をやめることなのかもしれない。

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