社内コーチへの道〜なんで否定するの?〜

こんにちは。株式会社結音の馬場貴子です。


社内コーチへの道というタイトルでシリーズ化できればと思って見切り発車しております。

私はコーチングを2年前に習い始めて、

社外の方とはセッションもできるようになったのですが

社内には中々還元しにくいところもあるな、というのが正直なところです。

身内ですし、上下関係あるし、下手すれば給料や出世に関わってしまいますからね。


現在社内に取り入れられている方、取り入れようと勉強されている方に

実際あった話の中で自分のチームだったらどうするかな、

と考える1つの例にして頂けたらなと思います。


先日のお話です。

事務所には社長、後輩、私の3人。


コロナにより仕事のスケジュールがほぼ真っ白になったため

営業のド素人の私たちが営業を始めようとしていた矢先のことでした。


後輩が作ってくれたチラシを、

その時事務所にいなかった後輩が作ったリストを元に、

私がFAXで送信しました。


営業の知り合いの方に、

「FAX送った後フォローの電話かけた方がいいよ!」

とアドバイスをして頂き

フォローの電話をかけようとしていた時でした。


電話の台本を作り(私は台本作らないと不安なタイプ!)社長に見せたところ

社長「俺やったらそんな感じで言われたらイラッとするわ。」

と言われたので後輩と考え直し、こんなのはどうですか?と再度見せると

社長「営業の電話はよくとるけど話聞いたことないもん。」

と言われたので

私「じゃあ社長はどんな電話だったら話聞いてみようって思いますか?」

とか

私「もし興味ある案件だったら話聞きますか?」

と曲がりなりにもコーチなのでいろんな角度から質問してみたわけです。

すると

社長「まぁそれやったら聞くかもなぁ...」

とのことだったのでそれをもとに修正し、また見せに行くと

社長「絶対話聞かんわ〜」

の繰り返し。

そんなやりとりをする内に出てしまった私の一言、

私「じゃあ電話やめます???」

に対して

社長「1回馬場の思う通りにやってみ。」

いや、今の時間なんやったんや!!!!!!

と思いましたが気を取り直してやってみた結果、2件目でアポが取れました。笑

その後社長はご機嫌で

社長「俺たちってほんとラッキーやな〜」

と言い始めたので

内心は、あんなに否定してきてたのに...と

若干のモヤモヤを抱えたままその日は終わりました。


そして後日

コーチの師匠と社長と私の3人でグループセッションがあり

その話題が出てそこで判明したこと。


あの時社長が否定することばかり言ってきたのには理由がありました。

根本に、

自分は絶対電話できない!したくない!傷付きたくない!

という思いがあったのだそうです。

私に「じゃあやってみたら?」と言われるのも、(うん、言ってしまいそう笑)

電話して断られ、傷付くことも怖かったそうです。


反対に私がそこまで躍起になっていたのにも理由が。(私だって傷付きたい訳ないじゃない!)

これまでの

社長が考えたFAX営業のアイデア、

後輩2人が作ってくれた営業先リストとチラシ

という経緯。

これだけの人が関わり、時間をかけたのに

その時まだFAXに対する返答は一件もなかったため、

電話しないともったいないやん!

と思っていました。


そこまでお互い話し、社長は

「つべこべ言わずに馬場に任せれば良かった。」

と言い、私は

思ってる以上に傷付きたくない社長だということを肝に銘じました。

(人は知っていても、分かっていても状況が変わると忘れてしまうようです...)


なのでこの場合の最適解は、

私「社長、営業台本できました!見てください!」

社長「(読んで...)1回思うようにやってみ。【俺は電話できないから何も言わない!】」

私「わかりました。【あ、傷付きたくないやつね!了解!】」

(【】内の会話、書いていて思いましたが関係性ができていれば言えますが、言わない方が賢明そうですね!笑)


こうなれば、どちらも嫌な気持ちにならず、

更には事務所にいた後輩もピリついた空気に怯えることなく

1日を平和に終えることができたのです。


ただ、今回のように実はこう思っていた、みたいな答え合わせができることは稀だと思います。


だからこそ、普段から

自分の好きなこと、嫌いなこと、嬉しいこと、許せないこと、などに向き合い、

相手のそういうところを聞き、理解し、

それを言い合える環境を作ることで価値観の違いを日々アップデートしていくことが大事だと思うのです。


めんどくさい...

ですが、

だからこその生まれるエネルギーは計り知れないのでチームは面白いのですねー!


社長がTwitterで言っていたアフリカのことわざ。


早く行きたければ1人で行け。遠くまで行きたければみんなで行け。


まさにこれですね!

 

では今回はこの辺で!

最後まで読んで頂きありがとうございました!!


株式会社 結音 馬場貴子

結音HP https://yuionn.jp

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馬場貴子Twitter https://twitter.com/takako_yuionn

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