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小杉湯となりに行ってみて

「すまーとじゃないまちづくりPJ」の場巡り第一弾として、
小杉湯となりを訪問しました。

すまーとじゃないまちづくりについてはこちら↓
https://note.com/not_smart_town/n/nf9ad825b4761

関わっているインキュベーションプログラムで提案されていたプロジェクトに心から共感し、仲間に入れてもらいました。

今回訪問した小杉湯と小杉湯となりについてはこちら。
https://note.com/not_smart_town/n/n6dd190e87fcf

訪問しての気づきや感想をつらつら述べていきたいと思います。

今回のキーワードは、下記の6つです。

1. とにかく空間へのこだわりがすごい
2. 初心者に優しい
3. 無理しない
4. コミュニティへの入り口
5. 空白の1年が生み出したもの
6. 広がる可能性
7. 銭湯後のお楽しみの数

ひとつずつ、言及していきたいと思います。

とにかく空間へのこだわりがすごい

納得できる写真がなかったので載せれないので
内装はこちらの記事をご参照ください…mm

https://suumo.jp/journal/2020/10/09/175465/

といきなり期待外れの一文を書いてしまったのですが、
外の光を取り入れる構造と、木でできた階段やテーブルや椅子、畳、ハンモック等があって、とてもとても居心地が良いのです。

特に光を取り入れる構造がとっても素敵で、
訪問した日のお天気がとっても良かったのも相まって、ずっとここにいたいと感じてしまいました。
キッチンもあってにぎやかな1Fと、静かで集中できそうな2Fと、少し雰囲気が違っているのも、使いやすそうだと感じました。

初心者に優しい

場所を小杉湯となりから、小杉湯に移します。

入ってびっくり、リラックス風呂、ミルク風呂、薬草風呂、水風呂と、すごくバリエーション豊かでした!

それぞれのお風呂に、どこの薬草を使っているとか、詳しい説明が書いてあるんですよね。

一番いいなと思ったのは、水風呂のところに交互浴のやり方が書いてあること。最近サウナにはまり出して、水風呂見るとテンション上がるのですが、交互浴は初体験。入り方に困っていたところ、入門から上級者向けの入り方まで、丁寧に説明した図が貼ってあるじゃないですか!
それに従って、熱い薬草風呂と水風呂を交互に入ったらめちゃくちゃ気持ちよかったです。
(前日登山をして、軽く筋肉痛だったので、余計に効きました)

このように、初心者に優しいガイドがあるのっていいな~と感じました。

小杉湯となりにもいろんな掲示があって、自然にとなりや、集う人々の事を知れるようになっていました。

また、女風呂には、パナソニックのナノイードライヤーがあったり、メイクスペースがあったり、シャンプー・コンディショナー・メイク落とし・洗顔もすべて完備されていたり、ヘアアイロンの貸し出しがあったりと、かゆいところに手が届くサービスがあるのはとても嬉しいです。街の銭湯でここまで完備されているのはなかなかないので、びっくりでした!

キーワードは「無理しない」

今回、大変大変ありがたいことに、株式会社銭湯ぐらし代表の加藤さん、スタッフの原さんに直接お話しを伺うことができました。

(実は加藤さんは『CREATIVE LOCAL エリアリノベーション海外編』の著者で、私のお気に入りの本のひとつだったので、とっても嬉しかったです!)

お二人が何度もおっしゃっていたのは、「無理しない」というキーワードです。

コミュニティを盛り上げる取り組み等やった時期もあったそうなのですが、それでは運営側が疲弊することに気づき、今では運営側がコミュニティづくりを主導するのではなく、自然発生的に生まれるのを歓迎する形にしているそうです。

場やコミュニティが持続可能で、かつ居心地の良い場であり続けるために、「無理しない」というキーワードはとても大切だと感じました。

早速すまーとじゃないまちづくりのメンバーの中でもキーワードになりつつあります。

コミュニティの入り口

これに関しては、ここで答えが見つかったというよりかは、
これから考えていきたいテーマです。

コミュニティが強くなればなるほど、新しい人が入りづらくなるのではないか、結局同じような人しか集まらないのではないか、いろんな懸念が出てくると思います。

小杉湯となりは現在会員制を採用されているのですが、
それもコロナの影響であり、「銭湯のように誰でも入れる/入りやすい場」とは異なるため、会員制にするという判断をするのに葛藤した、とおっしゃっていました。

銭湯自体がひとつのメディアになるため、比較的いろんな人にリーチできると感じましたが、
小杉湯だけの話ではなく、本当につながりを必要としていても踏み出せない人達が、コミュニティに参加できるようにするにはどうすればいいのか、考えさせられました。

空白の1年が生み出したもの

小杉湯となりは、もとは風呂なしアパートでした。もともとのアパートが、解体決定⇒退去依頼⇒住民の退去完了⇒解体というフローの中で、解体まで約1年間を残して住民の退去が完了したそうです。残った1年間で、銭湯好きのクリエイターたちがともに暮らしながら、いろんな可能性を探ったそうです。

まず面白い人たちが集まって、その後いろんな企画やプロジェクトに発展していったのが、とても面白いと感じました。

広がる可能性

どこまで言及して良いかわからないので、詳細は控えますが、この場やコミュニティを利用した事業であったり、
アルベルゴ・ディフーゾの考え方を取り入れて高円寺という街全体で取り組みを広げようとしているところ等、
いろんな可能性のお話しも少しお聞きして、とてもワクワクしました!

銭湯後のお楽しみの数

これはおまけですが、銭湯後のお楽しみのバリエーションがめっちゃ多いんです!

見たことのないコーラやアイス、他にもたくさんありました。

さすがに両方はギルティすぎるので、コーラだけを買ったのですが、

モチモアってアイスもすごく美味しそうなので、
また交互浴に来つつ、アイスも食べに小杉湯に来ちゃいそうです。

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以上になります。

場巡りとしても、休日の過ごし方としても、最高な1日でした。

めっちゃQOL上がりました。

私も「無理しない」シンプルな記事を書く予定だったのですが、少しだけお酒を入れて書き始めると、筆(実際はタイピング)が止まらなくなってしまい、いつの間にか割と長文記事になってしまいました。汗
日によって記事の分量に差が出る気がしますが、その点ご了承ください。。。



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