純然たる無職

最近はすっかり東京に腰を据えている。当初予定の3ヶ月間の家守も終え、庭の水仙の花もついぞ枯れたので。あとは葉が枯れるまでそのまましばらく置いて、葉の光合成で球根に養分を蓄えさせるらしい。『水仙 枯れたら』なんて検索をしたらそう書いてあった。花や草木のことなんて何にも知らないのだと改めて思い知らされ、みじめなような気持ちになる。昔は学研の花の図鑑を読み耽っていたのになぁ。なんて。

そんなことはまぁなんだって良いのだ、ここだけの話、そろそろ中長期的に働こうかなと、ぼうっと思っている。完全無欠の無職生活は5ヶ月目なのだけれど、卒業してから親の骨をかじり続けて早1年が経とうとしているし、大金持ちのお家でもないから親のお金で遊び惚けるのも忍びないという感情もね、少しはね、湧いているんだよ。今年で26になろうかというのに満足に自分のお金でイイ下着も買えないようじゃそれこそ惨めな気持ちになる。私が考えるイイ下着っていうのはTriumpやWacolのアンダーラインのお手頃価格ではなく、上下揃えたら樋口一葉さんひとりでは力不足な、イイ下着。だけどもその前にイイ感じの体重に戻さないといけないねぇ。夏は気が付いたらもう来ちゃうんだもんねぇ。

もし夏が来る前に歯の事で脱・無職をしたら私のことを知っているみんなはどうか笑って欲しい。それからどうか呆れずぎゃーぎゃー喚くのを生温かく見守ってほしい。それはさすがに傲慢か。どうか笑ってもらえるように生きていこう。4月某日、純然たる無職。

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