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なんども読み返したいnote

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私が一方的にラヴなnoteたち。ぜひみんなにも読んで欲しい
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#日記

花束の中の針

 わたしには言葉くらいしかましなところが無いのに、それさえも対面コミュニケーションの下手さに相殺されていまだにわたしの、本当のきれいなものを本当にきれいだとそれだけをただ話したい心が浮かばれない。今日発売された雑誌さえいざ読むとほんとうにろくなことを言っていなくて、わたしこれチェックとかなんで通しちゃったの!?と一人で青ざめているけれど、思い返せば取材のときも原稿チェックのときも、「初対面の相手の方に通じるような言葉の選び方をしなければいけない」「ここに関わった誰の印象もなる

私の彼氏には、好きな女が2人いる。

「友達と恋バナをしたんだけど、友達が『好きな人が二人いるのはおかしい!』って言うんだよ」 「好きな人って、私ともう一人誰かいるってこと?」 「そう。友達は、『彼女のことは大好きなのに他にも好きな人がいる、っていうのは聞いたことが無い』んだって」 「へー。それは、珍しいね。好きな人が何人もいるなんて、たぶん、けっこう普通なことなのにね」 恋人に、突然そんなことを言われて、相手は誰なんだろうと、胸がざわついた。普段の自分が「好きな人が何人もいることを否定する人は、不誠実だ

母の日に恋人を紹介したら 返ってきた言葉のこと

「生きていてくれたら、それでいいのよ」 今すぐにではなくていいから、わたしはオレンジ色が似合う人になりたい。「純粋な愛」「清らかな慕情」は、オレンジのカーネーションの花言葉。わたしが好きな言葉ばかり。そもそもわたしは言葉が好きだから、なんだっていい。けれど人に聞かれた時、答えられるようにしておかなければいけない。わたしの母ならきっとそう言うはずだ。 段々と今日が何曜日かわからなくなって、今日が何日かわからなくなる。そのままわたしは今日が何月かわからなくなるのに、大切な日の

もう一度だけ泣き喚きたい。

感情がやけに落ち着いている。理由は明白だ。きっと何も波風を立てるような出来事がないからだ。誰とも会わず、何の冒険もせず、ただ日々の生活をこなし、暮らしている。 本当は日常なんてどこかに行ってしまっているはずなのに、不謹慎にも、なぜかいつもより心が安定している自分がいる。 とはいっても、自分でいうことではないが、僕は比較的普段から情緒が整っているほうの人間だと思う。あまり怒ったり泣いたりを頻繁にするタイプではないし、嫌なことがあっても結構シンとしている。それは、決して怒鳴った