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コロナ、山火事に追い討ちをかける事件

アメリカ西海岸で発生している大規模山火事の煙害で、大気状態の悪いBC州の話は昨日の記事で紹介した通りです。

9月に入って、コロナ禍でも学校が始まり普通の暮らしが戻ってきたぞ!と人々も意気揚々としていたところにこの煙で、気分が落ち気味だったところに追い討ちをかける大事件が発生しました。

街のアイコンSea to Sky Gondola

2014年、SquamishにSea to Sky Gondolaという海が一望できハイキングスポットにアクセスできるゴンドラがオープンし、街の観光拠点として大いに賑わいを見せていました。

しかし、2019年の8月にそのゴンドラのぶっといケーブルが何者かによって切断されるという大事件が。

ケーブルが切断されたのは明け方だったので、けが人は誰もいなかったのですが、30数台あるゴンドラカーが全て谷底に落ちました。
ケーブルは直径52mmの鉄の束で、誰かが明らかな意図と工具を持ってケーブルを切断したことは明らか。しかし、犯人逮捕には至らず。(カナダの警察はぬるい気がする!)

立ち直るSea to Sky Gondola

街のアイコンでもあったSea to Sky Gondolaの事件に多くの人が心を痛めましたが、それでも強い意思と情熱の元、ケーブルとゴンドラカーを一から配置し、今年の2月に営業を再開したSea to Sky Gondolaでしたが、その矢先にパンデミックでまた休業を余儀なくされるという不運に。

そして5月から徐々に営業再開し、ここ最近は安全を守りながら運営していたのですが、、、

信じられない事件が再び

今日また何者かによってケーブルが切断されました。2度目です、2度目!

1年前と全く同じ方法で、同じように切断され、引き直したばかりのケーブルと新品のゴンドラカーが谷底に落ちました。

わざとこの時を狙っていたのだろうけど、煙害でヘリを飛ばせないため被害状況を確認できず、セキュリティーカメラの映像にも影響があるようで。

13ヶ月のうちに同じことが起こるとは。すっごく悲しいです。

去年のケーブル切断事件にも屈せず、さらに訪れたパンデミックという難題を乗り越えきた強い意思に、街の人たちも勇気づけられていたと思うので余計に。

コロナと山火事で閉塞感を抱えている中で、このニュース。
ものすごくモヤモヤするし、やるせない。

オーナーのコメント

ただ、オーナーは、事件が朝4時に起き、朝8時にはすでに新しいケーブルを発注したとのこと。
「また立ち直るだけだ。営業妨害には絶対に屈しない」と宣言しています。

街中の至る所、至るお店、学校がSea to Sky Gondolaへの支援と愛を示しています。

Community Sprit

少し心が救われました。

がんばれ、Sea to Sky Gondola!

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