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与論の街中にはゴミ箱がない。。。ゴミはどうすればいいの?

ヨロン島に来島していただいた観光客の方々からいただいたアンケートの中に”ゴミ箱を設置して欲しい”というアンケートを見ることがある。

島で生活をしていると外にゴミ箱がないことがそんなに気にならなかった。
もしかしたら、私自身も島内に帰ってきたばかりの時はコンビニなどにもゴミ箱がないなぁと思っていたのかもしれない。

島にある公共のゴミ箱は”拾い箱”くらいだ。
拾い箱は自分が出したゴミを捨てるゴミ箱ではない。海の漂流物など拾ったものを捨てるための箱だ。綺麗な海を次世代にも繋げていきたいという思いから始まった箱である。

本題からずれてしまったが、
都会に住んでいると、大抵コンビニやスーパーなどにゴミ箱がある。

けれど、島内のコンビニやスーパーの前にはゴミ箱はない。

島の人たちはゴミは持ち帰るというのが身についているからだと思う。
自動販売機の横のゴミ箱なども、そのゴミ箱の中身を捨てる人が、一つ一つ、ペットボトルを洗って、ラベルを剥がして蓋を仕分けして捨てる
何気にゴミを捨ててはいるのかもしれないが、その後の処理の人たちにとても手間はかかってしまう。
また、ゴミを捨てるのにお金がかかる時代だとわかっているからこそ、自分が排出したゴミは持ち帰り、処理をする。

けれど、観光の人たちからとると、”島の人たちは、家に帰って捨てればいいじゃないか。観光の人はどうするんだ!”と思うかもしれない。
ビニール袋が有料性になり、みんながエコ袋を利用する時代が変わってきているように、ゴミも宿に持ち帰り、仕分けをして捨ててもらえたらなと思う。

ただのゴミ。ゴミと言われるものたちも捨てられた後に処理をする人たちがいる。島は、とても小さくその処理をする人たちの顔も見えてくる。そのため、ペットボトルなどもきちんと処理して捨てないとその次の人たちにとても負荷がかかる。自分の1個だ!と思ったとしてもラベルを全て剥がし、蓋も仕分けする、中を洗う。毎日この作業で1日を費やす。けれど、この作業がなくなるだけでも他の仕事がとてもスムーズに進むのではないかと。。。

観光の島ではあるが、外にゴミ箱がないことで、地元の人たちの”自分のゴミは自分で片付ける”という自然な考えをそのままにして欲しい。
”外にゴミ箱があるから捨てよう”ということに島の子供たちが慣れてしまわないように、自分でゴミを出すときのことや出した後の責任なども自然に身につくよう。便利に慣れてしまった中では不便かもしれないですが、ゴミは持ち帰るという習慣を島にいる間だけでもご協力をお願いいたします。

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