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それ子どもに読ませちゃう!?アルジャーノンに花束を

今日の本はダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」です。

この本の発行は中編版が1959年、長編版が1966年となかなか古い本です。
舞台は1950年代のアメリカ。
知的障害をもつ主人公が脳手術により突然天才となりますが、天才となってしまったがために憎しみや愛を知るようになります。
題名となっているアルジャーノンは、主人公のチャーリィに先駆けて頭が良くなる手術を受けた白ネズミ。
先に手術を受けたアルジャーノンはチャーリィの未来そのものです。

チャーリィの経過報告という形で話が進みますが、最初は幼稚園児が書いたような誤字だらけの読みにくい文章。
手術後はしっかりとした文章で書かれていきます。
文字表現でチャーリィの状態がゆっくりと変化していく様が没入感を高めてくれます。
翻訳者の方の努力はもちろんですが、相手に伝えようとする姿勢や言葉の大切さを感じます。

正直、私はこの話を深く理解できているかはわかりません。
感動するというのも、悲しむというのも、違う気がします。

ダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」の子どもへのおすすめ度は

中学生へのおすすめ ★★☆☆☆
小学生へのおすすめ ☆☆☆☆☆

この本は中学生の娘に読んでもらおうと買ったんです。
でもその前にもう一度自分でも読みたいなーと思い再読。
そこで気になったのが、チャーリィの恋。
幼稚園児がいきなり大人になったらそりゃ戸惑うと思いますが、内容が結構生々しいんです。
小学生には理解できないかな…。
でも小学生高学年くらいからおすすめされている本ではあるんです。
こちらの本は、子どもに読ませるなら自身で一度読んでから判断してもいいと思います。
ちなみにまだ私は娘に渡していません。
高校生ぐらいでもいいかなーと個人的には思います。









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