Yui

思ったことや考えたことをメモしようと思っています。

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最近の記事

モンテッソーリ子どもの家を見て

フランス最古のモンテッソーリ私立学校内にある幼稚園のドキュメンタリー映画。 2歳から6歳までの28人クラスで、主任の先生が1人と、研究生が2人のクラス。教室の雰囲気は静かで皆んな座って個々の興味あるお仕事に真剣に取り組んでいる。 モンテッソーリ教育では子どもの活動をお仕事と呼ぶ。自分自身を育てることが子どもにとって仕事であり、自律することがモンテッソーリ教育の要の一つである。 園内では子どもが主体で先生は黒衣の存在。教室の環境を整えて、子どもをじっと観察して適切な時期に適

    • 青年団の演劇を見て

      「眠れない夜なんてない」a long night in the tropics 初めての平田オリザ作品。 印象的なのはマレーシアの日本人リゾート地で定年移住をしているおじいさん。 娘は病気の治療のために帰国を進めるが、「もうどこにも行かなくてもいいだろう。」と答えて芝居は終わる。 様々な登場人物が、新聞を読んだり、プールに入ったり、カクテルを啜ったり、のんびりとマレーシアで暮らしている。その姿は、引きこもりのように表現されており、おじいさんは、マレーで生きているのではな

      • 「FOUJITA」

        映画を見たのでメモ。 映画の構成は、「前半はパリで人気者になった藤田。後半は日本に帰国し、戦争画家としての藤田。」という二部構成。 映像が美しく上品な映画。秋のしっとりした雰囲気には合っていると思った。 藤田嗣治について詳しく描かれている感じではなかった。 女性の顔を手元を見ないで描いた後に、「ルーブルに3年間通いつめて、人の鼻を上手に描く練習をしたんだ。」と言うシーンがいいなと思った。

        • ピラティス・メソッド

          最近取り組み始めたピラティスについてのメモ。 ピラティスは1920年代にドイツ人の従軍看護師によって開発された。 身体のストレッチ、筋力やバランス 力を強化する動きが取り入れらている。特に、背骨や骨盤の動きに焦点を当てている。 骨のニュートラルな位置を把握して、そこからどこに動かすのかをすごく意識しながらトレーニングを行う。 自分の骨を感じられるのは結構面白いし、自分に集中できるという点でストレス発散にもなる。 他にも、慢性痛の改善、怪我のリハビリと予防、運動パ

        モンテッソーリ子どもの家を見て

          藤田嗣治

          藤田嗣治を題材とした映画『FOUJITA』をNetflixで発見した。ずっと見たかったので嬉しい。時間を作って早く見たいと思う。 去年、没後50年 藤田嗣治展が開催されていた。 藤田は女性の肌を乳白色という透明感ある白色で描いた作品が有名であるが、私がより印象に残っているのは《アッシ島玉砕》という戦争画である。 アラスカ州のアッシ島で、アメリカ軍の攻撃を受けた日本軍が戦闘の末に「玉砕」した姿を描いた作品だ。軍からの委託ではなく自らの意地で、写真と想像を基に制作したようで、

          藤田嗣治

          ルート・ブリュック 蝶の軌跡

          ルート・ブリュック(1916-1999)はフィンランドを代表するセラミックアーティストである。フィンランドにあるアラバマ製陶所の美術部門デザイナーにスカウトされキャリアをスタートさせた。 前期の作品は、果物や鳥、食べ物など日常的なモチーフの陶版が多く、戦後のフィンランド人の生活に彩りを与えた。 後期の作品はより抽象的になり、もともと「建築家志望」であったことが伺えるタイルによる壁面作品へと移行していく。 没後20年、日本で初めてとなるルート・ブリュックの個展。

          ルート・ブリュック 蝶の軌跡

          クリムト展

          豊田市美術館で開催されているクリムト展に行ってきた。予想通り大変混んでいたが、19世紀から20世紀のウィーン黄金期を堪能できる展覧会であった。 展覧会の宣伝ポスターにもなっている《ユディトI》 クリムトの黄金期の幕開けとなった代表作である。 作品には本物の金箔が施されている。 旧約聖書の一場面を主題としており、魅惑的な顔つきのユディトは敵軍の司令官の首を持つ。 このモチーフはヨーロッパ絵画において、どんな手段にも動じない女性の意志の強さと能力の誇示を示す。 それと同

          クリムト展

          あいちトリエンナーレ 《ロミオ》

          冷戦時代の東ドイツで、スパイマスターであるマルクス・ヴォルフによって考案されたスパイ作戦「The romeo」 訓練された東ドイツ側の諜報部員が、西ドイツの行政機関で働いている女性達にに好意的な素振りをして近づき、機密情報を得ていたらしい。 女性たちは男性がスパイであると気付いていたかもしれないし、気づいていながら、秘密を楽しく共有していたのかもしれない。中には結婚したカップルもいるという。 会場では上記の作戦に着想を得たパスォーミングアート《ロミオ》が開催されていた。

          あいちトリエンナーレ 《ロミオ》

          あいちトリエンナーレ2019 ボランティアとして

          ボランティアとしても数日間参加してきた。 展示場のスタッフさんはボランティアの皆に優しく、良い方たちばかりだった。 ボランティアの方々も感じの良い人が多く、初めてで慣れていなかった私に、ベテランボランティアさんは丁寧に仕事を教えてくれた。 仕事の合間に作品を見て回ったりもした。 働くとオリジナルTシャツとクォーカード貰えた。 とても貴重な経験だったなあと思う。 #あいちトリエンナーレ2019

          あいちトリエンナーレ2019 ボランティアとして

          あいちトリエンナーレ2019に行ってきて。

          あいちトリエンナーレ2019に行ってきた。 4会場あるのだがだいたい全て回ることができた。一度にたくさんのアートが見られるのは芸術祭の醍醐味だと思う。(小旅行をした気分になれる。) 小さい子供から、お年寄り、カップル、家族連れ、多くの来場者で賑わっていた。(前売り券は前年の2倍の売れ行きらしい。) だいたい写真撮影がOKなので、ちょっとだけ作品紹介。 ミリアム・カーン 難民をモチーフにした油絵。大きめの作品。実物は青い色がとても綺麗。 上の作品と同じ、ミリアム・

          あいちトリエンナーレ2019に行ってきて。