0-4. 世界一周ルート作成
さて、いざルートを立てる段階になり、自分と嫁ちゃんの行きたい場所をリストアップして繋げるという作業を始めた。
自分が行きたかった場所は、わずかに 2箇所、鏡張りで有名なボリビアのウユニ湖と、オーロラが見られるアイスランドだけ。
これだけだと世界一周をする必要もないので、行きたい場所を増やすために、世界の絶景に関するビジュアル本を何冊か眺めてみた。
世界は広く、自分が知らない場所だらけだった。自然と行きたい場所も数十箇所に増えていったので、具体的なルートの立案に入った。
ちなみに嫁ちゃんが行きたかった場所はイースター島とニューヨーク、とやっぱり 2箇所(笑
日本から世界一周を始める場合、まず最初に出発する方向を決める必要がある。西か東か南である。
【西】
西に行く場合は、すぐお隣の韓国か台湾、もしくはタイに飛ぶ人が多い。アジアから世界一周を始めると、同じアジア圏ということで気分的に楽なので、旅慣れていない人は、アジアでまず旅に慣れてから、中東 – ヨーロッパ – アフリカ方面へ進んでいく。
また、世界一周に行く人には必需品と言えるイエローカードを取得するため、黄熱病などの予防接種が安く受けられるタイや、1ヶ月ほどフィリピンの安い語学学校に行き、英語に慣れてから世界一周をスタートする人、世界一周航空券を韓国からスタートにすると安くなるという裏技もあり、まず韓国という人もいる。
【東】
東に行く場合はアメリカの主要都市に飛び、北米を回ってから南米に行くか、ロサンゼルスかマイアミを経由して南米に飛ぶパターンが多い。
その場合はアジアが最後となる。アジア圏はどこも物価が安いため、最後に持ってくることで、お金が底をつきそうになっても、何とか日本に戻ってくることができる。
また、安いスペイン語学校が揃ってるグアテマラで 1ヶ月スペイン語の勉強をしてから、ほぼ全部がスペイン語圏である南米を回る人もいる。
【南】
南に飛ぶ場合はオーストラリアかニュージーランドに飛び、そこから中東やアフリカ方面の西か東の南米に繋げていくパターンになる。アジアを経由してからオセアニアに行く人もちらほら見かける。
【航空券】
次に考えないといけないのが航空券。日本は島国なので、まず最初は飛行機に乗ることになる。
もちろん船という選択肢もあるけれど、時間的にも経済的にも厳しくなるので、自分たちの世界一周ではまったく考慮しなかった。
航空券について書き始めると結構な文量になるので、航空券についてはまた別の項目で書きたいと思う。
ルートの作成方法は、基本的には行きたい場所を地図にマークして繋いでいく作業。この作業が 2ヶ月近くかかったけど、本当に楽しい作業だった。
最終的に自分たちが取ったラインは南からスタートするラインになった。オセアニアをスタートして南米、北米、ヨーロッパ、アフリカ、中東、アジアを経由して日本に戻るというライン。
南にしたのは、ワンワールド系の世界一周航空券で行けるイースター島に飛べるメリットを活かしたかったから。
南米大陸からイースタ島を往復するのは結構お金もかかるし大変なので、オセアニアからイースター島、南米大陸と一方通行で行きたかった。
また、アジアを最後にしておけば、時間やお金が足りなくなっても、すぐに日本に戻れるというのと、アジアは近いからいつでも行けるかなということで、このルート取りになった。
また、ルートを作り始めたら、行きたい場所がどんどんと増えていき、とても半年では回りきれないような分量になってきた。そのために、アジアはだいぶ削ることになり、最後はドバイ – 香港 – 台湾と微妙なアジア圏の旅となった。
ルート詳細については、こちらもまた別項目で書く予定だけれど、航空券の縛りもあって、最終的には以下のような感じになった。
【おまけ話】
アフリカや南米に行くのであれば、イエローカードは必須と上で書いたけど、自分たちは取って行かなかった。
おかげで、ベネズエラからジャマイカに飛べず、悲しい思いをするはめに。ジャマイカでは、直前にベネズエラなどの指定国に滞在した場合はイエローカードがないと入国できない。
イエロカードの詳細や黄熱病の危険性がある国に関しては厚生労働省のサイトが詳しいので、行く予定の国に関しては確認しておいたほうが無難。
その後のドミニカ共和国で、黄熱病だけでなく、他の感染症の注射も無料で受けることができ、結局イエローカードは無料で取得できた。
しかしながら、その後のスペイン・バルセロナでイエローカードが入ったカバンが盗難にあい、紛失。アフリカに入り、ケニアからタンザニアに入る国境でイエローカードがなくて止められるも、国境の審査官に盗まれた話をしたら、イエローカードを $30 で売ってくれた(笑 買えるんかーい。
ちなみに日本でイエローカードを取る場合、注射代が 10000円、診察料や手数料で約 7000円取られるので、トータル 170000円近くかかる。タイで取ると数千円、ドミニカ共和国では無料で取れるので、安く取りたい人は覚えておくといいかも。
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