SimCityを学習教材として活用するメリット

背景

勉強の仕方が分からない小学生が増加傾向にあるとの記事を読み、スマホゲームやYouTubeに匹敵するレベルのエンターテイメント要素が勉強にも必須になっていると考えています。一案として、私が好きなゲームであるSimCityを学習教材として活用することを提案したいと思います。

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kusuguru株式会社『ナゾロジー』

自己調整学習について

SimCityは、都市計画や経済学などの知識を身につけることができるゲームです。このゲームは、プレイヤーが自分で都市を作り上げることができるため、自己調整学習に役立ちます。自己調整学習とは、自分で問題を解決する力を身につけることです。プレイヤーは、都市を建設する際に様々な問題に直面し、自分で考えながら解決する必要があります。そのため、自分で学習する力が身につきます。(SimCity以外にも、プログラミング等を題材とした学習教材として『Minecraft』も有名です。)

環境問題について

SimCityは、都市の持続可能性や環境問題についても学ぶことができます。都市の持続可能性とは、都市が長期的に存続するために必要な条件を指します。都市を作るためには、エネルギー、水、交通など、様々な資源を必要としますが、これらを使い過ぎたり、浪費したりすると、都市が存続できなくなる可能性があります。また、都市の建設や運営において、環境問題がどのような影響を及ぼすかも学ぶことができます。プレイヤーは、都市を持続可能にするために、エネルギーや水の管理、公共交通機関の整備、環境保全などの施策を考えながら都市を発展させます。

学習教材としての課題

SimCityを学習教材として活用することには、いくつかの制限や注意点もあります。都市計画や経済学、環境問題についてはゲーム用にデフォルメされており、現実に起きる問題とは異なる挙動を示す可能性があります。そのため、より高度な学習を行いたい場合は、実績のある専門的な教材を活用する必要があるでしょう。

また、自己調整学習を促進するためには、適切なフィードバックが必要ですが、SimCityでは失敗に対する直接的なフィードバックが少ないため(ゲーム内で発生した問題は、ユーザーのアクションに対して、間接的かつ複合的な要因の結果なので、失敗を認識し難い)、より効果的な学習を促進するためには、他の学習教材と組み合わせることが必要かもしれません。

まとめ

以上が、SimCityを学習教材として活用するメリットと注意点についての紹介です。SimCityは、都市計画や経済学、環境問題について学ぶのに役立つ面があるということが分かりました。しかし、制限や注意点もあるため、より効果的な学習のためには、他の学習教材と組み合わせて活用することが重要と考えられます。

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