見出し画像

Type1 error/Type2 error


サイト


Type1 error(第一種の誤り)

定義: 帰無仮説が真実の場合に、誤って帰無仮説を棄却する誤り。

: ある薬が効果がない(帰無仮説)と仮定した場合、テストの結果、この薬が効果があると誤って判断すること。

P値: 第一種の誤りの確率は、通常α(アルファ)として示され、これはしばしば0.05と設定されます。つまり、5%の確率で第一種の誤りを犯すリスクがあるということ。


Type2 error(第二種の誤り)

定義: 対立仮説が真実の場合に、誤って帰無仮説を採択する誤り。

: ある薬が実際には効果がある(対立仮説)にも関わらず、テストの結果、この薬が効果がないと誤って判断すること。

β(ベータ): 第二種の誤りの確率は、通常β(ベータ)として示されます。例えば、βが0.2の場合、20%の確率で第二種の誤りを犯すリスクがあるということ。


わかりやすい例

想像してみてください。あなたが空港のセキュリティチェックを受けているとします。

  • 第一種の誤り: あなたが何も危険なものを持っていないにも関わらず、セキュリティアラームが鳴る(無実のあなたを犯罪者と誤認)。

  • 第二種の誤り: あなたが何らかの禁止品を持っているにも関わらず、セキュリティアラームが鳴らない(実際の犯罪者を見逃す)。


これらの誤りは、統計的検定の際に重要な考慮点となります。研究者は、これらの誤りのリスクを理解し、適切なサンプルサイズや検定方法を選択することで、これらの誤りを最小限に抑えるよう努力します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?