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Findyのバリュー「前向き」「誠実」「最適化」「スピード」「No.1」に対する思い

本日はFindyのバリューである「前向き」「誠実」「最適化」「スピード」「No.1」を作った理由について書いていきたいと思います。

急成長期こそ必要なバリューづくり。シンプルさを重視して策定

先日書いたビジョン「テクノロジードリブンな事業成長を増やす」を最短で実現するために、この5つをバリューを定めました。(先日のブログはこちら

スタートアップ初期はトップと現場が非常に近いのが特徴です。従って、ミッション・ビジョンやバリューを言語化しなくっても、1on1 での対話を通して十分に伝わります。しかしながら、Findyもフルタイム(正社員・契約社員・派遣社員)で20名を超えて、フリーランス・副業にも30名ほど関わってもらっており、人数が増えてきました。

また、今後1年半で組織規模が5倍(フルタイム20人→100人)となる中で、共通の大事にしたいことを言語化しておきたいタイミングでもありました。

そこで、合宿を行い社内で議論を重ねてバリューを策定しました。(トップの写真はフルタイムメンバー中心に逗子の古民家で合宿した際の写真です!)

今回意識したことは、バリューはとにかくシンプルな言葉にすることです。日常業務の中でバリューを意識できるようにするには、覚えられる言葉であることがとても大切だからです。難しい英単語や長いバリューも止めました。めっちゃシンプルです。

将来的には海外展開したいことも、その際にも簡単に訳せることを意識しました。

「前向き」「誠実」「最適化」「スピード」「No.1」に込めた意味

バリューは以下の5つにしました。それぞれのバリューとボディーはこちらです。

前向き
新しい挑戦や難しい課題に前向きに取り込む。ポジティブな人と仕事をした方が絶対に楽しい。

誠実
Findyに関わるすべてのステークホルダーに、誠実に向き合う。誠実を積み上げると信頼になる。

最適化
プロセス、人員、アウトプットなど、自分の仕事が最適化されているかを常に問いかけよう。

スピード
常にスピードを意識する。スタートアップの最大の武器は、意識決定と実行のスピード感。

No.1
小さな領域でもいいから、やる以上はNo.1を目指す。1番と2番の差はとてつもなく大きい。


まず、「前向き」から書いているのは大きなことを成したければ前向きでないと始まらないと考えているからです。意思決定をする際も前向きに考えることができているか、社内の同僚と接する時も前向きなスタンスか。最も大事なバリューだと考えています。

次に「誠実」です。人材領域でのサービス提供を始めた際にユーザーエンジニアからのヒアリングの中でしばしば出てきたのは誠実ではないサービス提供者/人材紹介の話です。お金を頂くのは企業からというのもありますが、無理に転職を勧めたり、全く興味がわかない求人を送り続けてきたり…。そういった誠実ではない人との向き合い方はFindyとしてはやらないという決めています。

また、例えば、サービスを使わせていただいている提供者にも常にパートナーであるという意識を持って誠実に接していきたいと思っています。これはいつお客様になるか分からないですし、実際に初期営業では辛い思いもしました。逆にそんな接し方されたら嫌だなと思うことはやらない、当たり前ですが意識していきたいです。

「最適化」はテクノロジーを軸に置く会社だからこそ強く意識したいことです。例えば、今やっている仕事は本当に必要かどうか、プログラムで省力化できることなのか、常に最適化を意識して業務に取り組んでいくことが大切です。

また、「最適化」を意識しないといけないもう一つの理由は、働き方改革の進展です。当たり前ですが、長時間労働はスタートアップであっても、許容されない時代です。であれば、徹底して短時間で成果につながる仕組みを作らないといけないと思っています。働く時間を減らして給与水準を維持したい場合、大事なのは生産性の向上です。

Findyではこの記事にもあるように、働き方の最適化も同時に行っていきます。

「スピード」についてはスタートアップでは必須の要件です。むしろ大手の資金力に何で勝つのか。スピードしかありません。

意思決定、ユーザー・クライアントとのやり取り、大事なのはスピードです。一歩遅れても負けてしまうのがスタートアップの世界。海外で勝負する場合は更にその要素は強くなります。

そのためには日頃から常に、大事にしたいことやOKR上の目標等も整理して、スピードを上げれるような仕組みづくりも同時に取り組んでいきたいと考えています。

最後に「No.1」です。会社として、取り組んでいる事業ドメインでは常に圧倒的にNo.1を目指して行く予定です。

理由はNo.1を目指して、No.1になった事例はあれど、No.2を目指してしまうと結果的にNo.10くらいにしかたどり着かないからです。

事業仕分けでも話題になった研究開発分野ではネイチャー調べで日本は5位に後退していますね。

また、Softbankは社内のバリューでNo.1を意識した表現を必ず使っています。少なくとも通信業界では本当にSoftbankがNo.1の時価総額になってしまいました。10年後については日本No.1の時価総額になっているかもしれません。

つまりNo.1を目指さない組織・事業が本当にNo.1になることは、決して”無い”ということです。

同じことは個人でも言えると思います。どんなに小さいことでも良いので、社内で№1を目指してほしいと思っています。

バリューをどうやって浸透させていくか

バリューは策定するだけでは意味がありません。大事なのは普段の業務の中で意識すること、また実現できていたら賞賛する機会を作っていくことだと思っています。

今後は、
「あ、それもっと前向きに考えるとこうだよね」
「最近この会議長引いているから、最適化した方がいいんじゃない」
「この施策スピード上げるとすれば、減らせる機能とかないかな」

と言った会話の中で社内で使っていければと思います。

また、前四半期のベストバリュー賞を発表することにしました!まだ焼き肉が賞品くらいではありますが、このあたりの賞賛文化も力を入れていきたいと思っています。

何よりも、まずはバリューの浸透を自ら体現することから始めていきたいと思います!