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グローバルなプロダクト開発で勝負をするためにFindyが準備していること

前職時代にグローバルなチャレンジを経験できた

前職はレアジョブというオンライン英会話のスタートアップで7年ほど在籍していたのですが、最後の数年はブラジル展開の事業を担当していました。事業としては立ち上がり切らず、自分が退職した後にクローズしてしまったのですが、とてもとても良い体験をさせていただきました。(本当にありがとうございます!そしてすいません。)
ちなみにその当時、レアジョブの株主であった三井物産さんにブラジルではお世話になっており、ブラジル在住だった現在atama plusの代表である稲田さんには何度かご飯やブラジルのベンチャー企業訪問などをアテンドしていただきました。(現在、Findyを利用いただいているので、本当に狭い世界です!)

最先端から1〜2年以上遅れずについていく

一番大事だなと思ったことは最先端から遅れを取りすぎないことです。一般的に日本のスタートアップや大手企業が手がけるサービスはすでにUSにもあって、ということは多いのではないでしょうか。

自分もサービスを作りをしていると、悔しいことに思いついたタイミングでCrunch Baseなどを検索するとだいたい近いサービスが出てきますし、かなり進んでいる状況だったりします。

元々、起業前後からHR Techの領域は追っていたのですが、本当にだいたいあるんですよね。ちなみに感覚ですが、すでにシリーズCで数十億円まで進んでいる企業が何社かあるようなサービス領域はだいたいその後も拡張していく様です。逆にシリーズBのところで10社近くあるが資金調達が止まってしまっているところは、M&Aで吸収されていくなどが多そうだと推察しています。

HR Techの領域だと採用管理システムなどは数十億から数百億円の資金調達まで進んでいますが、ソーシャルデータのアグリゲーションサービスなどは10~20億円の資金調達を最後に、大手への売却か採用管理メインへのピボットなどを実践している様でした。

難しいのが、USで10~20億円調達の企業が増えてくる中でこの領域が本当に伸びるのか否かを見極めることです。

Findy Teamsはまだ1~2年遅れでグローバルでも巻き返し可能

最近、リリースしたFindy Teamsでグローバル×プロダクトの勝負をしたいと思っているのですが、理由としてはまだUSプレイヤーに遅れをとっているものの、1~2年程度で十分に挽回できる可能性があると考えています。

これはめちゃくくちゃ運が良くって、クライアントからのフィードバックやニーズに応えてきたら、結果的にFindy Teamsが時代にマッチしたタイミングで参入できたことではないかと思っています。背景としては、転職・フリーランスのマッチングサービスを通して、スキル偏差値というGitHubの解析を行なっているのですが、これを組織のマネジメントに応用できないかというコメントを何度かいただいたことです。

そこでこのニーズはあるのではないかと思い開発をしていたらグローバルでサービスが立ち上がり始めたタイミングと重なったことです。

遅れすぎていない=海外で勝負できる可能性がある、ので是が非でも勝負をしたいと思っています。

グローバルで戦えるプロダクト開発部隊を作る必要性

SaaSは永遠のベータ版という言葉がある聞いたことがありますが、まさに開発に時間とお金がかかることが分かってきました。

だからこそ、開発組織のレベルをあげていく必要があると思っています。
具体的には生産性の高い組織づくりと一定以上の規模感、そしてプロダクト企画の精度をあげていくことだと思っています。

幸にして以下の記事の通り、Findy Teamsでかなり生産性も改善してきており、あとは優秀な一緒に働きたいメンバーにどんどんジョインしてもらえるかどうかが最も大事な課題になってきています。

最近だと、開発スピードが速いせいか、企画が後手に回るようになってきており、事業開発やプロダクト企画がしたい方も絶賛募集中です!

同時に複数カ国に進出できるような資金力をつけること

前職時代に強く感じたことは海外展開はお金がかかるということです。当たり前か。また、1カ国ではなく同時に複数カ国進出できるかどうかも成否を握ると考えています。

やはり、1カ国だけチャレンジして1/1の成功する確率はかなり低いですし、前職時代には英会話の領域でもグローバルに10数ヵ国展開していた会社が、なんだかんだで数カ国で実績をあげているという話を横目に見ていました。

また、長くやることも大事だと思っています。
前職時代に同じ教育×グローバルで成果を出している公文さんの海外オフィスを訪ねた際にどの程度の期間の事業計画を作ってきたのかを問われたことがあります。

その際に5年ですと答えたところ、暗に「短すぎるよね。」(最低5年)と言われたのを記憶しています。その通りでやはり最初の1年は泣かずと飛ばず感が半端なく、日本でやるよりも数倍難しいことを感じました。

Uberなども複数ヵ国同時に展開して、うまくいったところは自社で、競争に敗れたところは売却など臨機応変にやっていますよね。

そういった意味で、Findyは資金調達もさることながら、既存事業が安定していることが今後最大の強みになっていくと思っています。

以上、いかがでしたでしょうか?Findy Teamsのメンバーも絶賛募集中ですのでぜひぜひ!