スタートアップが全社イベントに力を入れるのは同じ視座、視野、視線をもった組織を作りたいから
Findyでは先日、全社イベント「Fine-Day」を実施しました。
実はFindyは創業時よりFind+yで、仕事を探すなどから連想して社名を考えたのですが、もう一つの意味としてFindyの中に「Fine Day(晴れの日)」と意味合いを込めています。
これは新しい事業づくりという荒波を最近のような春の陽光が差し込み暖かい日を常に意識して、前向きにやっていこうと意味を込めていたりします。
今回はコロナの情勢もあり残念ながらオンライン開催になりましたがとてもいい会になりました。
さて、このFine-Dayという全社イベントに全力を入れるのはなぜなのか。
ちなみにオンラインであっても仮に従業員一人当たりの時間給が4,000円*くらいだとすると、75人くらいの参加で実に120万円のコストをかけていることになります。オンラインで会場費がかからないとはいえ、決して小さくない金額です。
*平均年収550~600万円くらいの会社に交通費や社会保険などを足すと大体これくらいのはずです。
それは、メンバーの視座を上げ、視野を広げて、同じ視線を持つためだと考えています。
ビジョンを再考して視座を上げる
全社イベントのコンテンツの一つに、役員からFindyのビジョンや今後の取り組みについて話すプレゼンテーションがあります。これは、日々の業務に取り組むメンバーが、そもそもその業務は世の中のどんな社会課題を解決するためのものなのか、その結果どんな未来を日本そして世界にもたらしたいかを考えてもらう機会になることを目指しています。
同時に事業の将来像や内部統制の重要性など、将来的に公開会社を目指していくにあたって意識していくことなども共有したり、ゲストスピーカーからのコメントなども毎回もらっており、Findyの今後への期待感などを語ってもらっています。こうした機会を通して、自分たちの仕事の意義を再認識し、視座を上げる機会になってほしいと思っています。
他事業や他部門のことを知り視野を広げる
次に他事業の現状や他部門のメンバーと交流する機会も意識して作っています。社員数も70人を超えて、複数事業が立ち上がる中で、目の前の仕事に一生懸命になっている人がどうすれば会社全体やその他の部署の理解度を上げていくかも大きな課題になってきています。
特にリモートが増えるここ最近は、どうしても偶発的な会話などは生まれにくいですし、こうした機会を通して初めて話す時間などを作らないとオフィスで偶然会ってもすぐに話しかけるのはなかなか勇気がいることではないでしょうか。
また、視野を広げることにより、例えばエンジニア採用のサービスを利用しているクライアントが実は組織づくりにも悩んでいるよというのが伝わるようになったり、エンジニアサイドがなぜテストのカバレッジをあげようとしているのかも自然に伝わるような組織になればと思っています。
活躍する人の表彰を通して視線を合わせる
Findyでは以下リンク先の通り、5つのバリューを大事にしています。
https://findy.co.jp/about/
そして半期に1回の前者イベントで、必ずバリュー賞の発表を行っています。
例えば半期で全社において前向きを体現した人は誰かなどをノミネートし、ボードメンバーでの選定などのプロセスを通して発表しています。もちろん賞金などもあったりします。
こうした機会を単にバリュー賞の発表するだけではなくは、なぜその人が選ばれたのかなども共有する機会を設けるようにしています。これは社内でバリューを体現する人は誰なのか共通認識を持つことで、今後バリューとしてどんなことを意識していけばいいのかがよりクリアになり、メンバーの頑張りどころ、視線が揃ってくるのではないかと考えています。
ちなみにこうした全社イベントにしっかり投資をしていこうという考えて方は、リード投資家の担当がリクルート出身で、やはりこうした機会を大事にしており、盛り上がる部門ほどイベントも全力であるという話を聞いて始めました。
次回はまん防も終了し、リアルでも集まってイベントが実施できればなと思っております。
絶賛、仲間募集中です!!