熊本地震 6日目

まだ余震が続く日々。
熊本城は、大きく損傷し酷い状況だ。

6日も経つと、震度3や4に対して
ビックリしなくなり慣れてしまう。

そんな自分自身が、不安だったり安心だったりする。

油断して大きい地震だったら…なんて、想像すると。
この慣れる事自体が果たして良いことなのか。。
だけど、慣れないと神経をやられ、疲れ果ててしまうだろう。

私が暮らす場所は、熊本の市内中心部。
益城(ましき)町から約30分程度の距離で
電気の供給は開始されたが、都市ガスと水の供給が
未だ出来ていないエリアだ。

月曜から通常出社だったが
ほぼ仕事はキャンセルとなり、
私はサラリーニートとなった。

何かできることがないだろうかと、
思っている所に県外で働く方から
ご両親の安全確認の確保の依頼を受けた。

自衛隊の車や緊急車両の救急車などが行き交う
かなりの渋滞の中、現場に行ってみると
老夫婦が部屋の中で倒れていた。
朝から、トイレなどに使用する生活用水を運び出すのに
苦労されてくたびれて倒れていたそうだ。

その老夫婦が住むエリアは、断水と食糧難だった。
部屋に上がると、ガラスの破片や倒れかけている棚など
持ち上げ立て直すことも出来ないぐらいの危険な部屋で暮らしていた。

もしも余震が起きたら…と考えるとゾッとする。


そんな中、とりあえず余震に備えて部屋の整理と
また、これからの生活のための水の蓄え、食料を渡した。

男2名で約5時間。
避難所への誘導も考えたが、
感染病などにかかった場合にどうなのかと
思いとりあえずご自宅で避難されている。

地震当日は避難所や屋外の生活をしたが、
プライベートな自分のエリアというものもなく
安心して寝れるかというと余震もあり
また他人がそばに居るという不安もあり眠れない。

体力がある者や無いものなど
個々一人ひとりの状況もあり
こうでなければならない。という答えが見えない。

多くの命を救うために動く事と
家族を守るために動く事。

両方大事で、わたしには判断がつきかねると感じた
地震6日目の日。

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