散歩するカメラ Capture2 鮮やかな色彩と甘い香りの花園散歩/④権現堂堤 彼岸花
権現堂堤の真っ赤な絨毯のような彼岸花
埼玉県幸手市、権現堂堤と呼ばれる権現堂公園は、春に淡いピンクの桜と黄色い菜の花の見事なコラボレーションが、また梅雨時には雨の中しっとり咲くあじさいが見られるなど、様々な種類の花の名所として知られる場所です。
秋になると「曼珠沙華まつり」というイベントが開催されます。園内の遊歩道に沿って咲く彼岸花を、散歩しながら楽しむ事が出来るというもので、多くの人で賑わいを見せていました。
市民ボランティアの方が育てたという彼岸花の数は約500万本。市を挙げてこの場所を花の名所にしようという、熱意や愛着を感じました。約1Kmほどの距離がある堤防の斜面一面に、まるで深紅の絨毯のように密集して咲いている彼岸花の様子は、ある種独特な雰囲気もあり、彼岸花の異名でもある曼珠沙華という呼び名の方がぴったり来ます。
炎が燃えているような形と色合いで、葉がないという珍しい特徴を持つ彼岸花。そのため不吉なイメージの花ですが、曼珠沙華というのは仏教用語が由来で、「天界に咲く花」という意味があり、文化圏によってはおめでたい花でもあるようです。
📌幸手権現堂堤 曼珠沙華まつり
🌷埼玉県幸手市大字内国府間(うちごうま)867
🚗圏央道幸手ICより車で約13分
🌐幸手市観光協会(曼珠沙華まつり)
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