見出し画像

Bye-Bye Show for Never

解散ライブの翌日は寂しくて仕方ありませんでした。テレビやネットニュースで前日の様子が報道される度に、自分はここにいたんだっていうドヤ感もありはしましたが、祭りの後の寂しさが増しました。そして、ライブ直後に発表された6人の今後がじわじわと効いてきて、早速次の活動を始めたり新情報が流れたりしてくる度にどこか置いていかれるような気持ちにもなりました。

翌朝、渋谷駅で遠征してきて一泊しただろう清掃員の方とすれ違う度に「昨日はお疲れ!遠くまで来てくれてありがとう!!」って、よくわからない視点からの声をかけたくなったりしました。

時系列が前後しましたが、BiSHの解散ライブを観に行ってきました。BiSHを知りその魅力に取り憑かれてから約4年。まさかこんな日が来るとは立ち会うことになるとは。日頃から自分の好きなものを発信しておくといいことがありますね。日頃仲良くしてくれてる方との縁とタイミングに恵まれたことを感謝。

ここ半年、表現力というものについて考えることが多かったのですが、今日のライブを観てメンバーの、特にリンリンの表現力に唸りました。まさか解散ライブでやるとは思わなかった“FREEZE DRY THE PASTS”が顕著ですが、楽曲の持つ世界観を理解して、それを拡張して観客に届ける力。それを表現できる身体能力。アイナばかりが表現力お化けと称されがちですが、やっぱりこの6人は素晴らしかった。そして、アユニの言葉選びのセンスには毎回感銘を受けてしまいます。胸がきゅーーーってなる。会ったこともないけど尊敬しています。

あと、清掃員のコールの大きさ。ファンとの距離や絆?的なものも含めて地下アイドルのまんまドームまで登り詰めたグループなんて他にいたでしょうか。

BiSH Fes、AGESTOCKに続いてライブ参加は3度目でしたが、毎回聴ける曲も含めて満足度の高いセットリストでした。最後だからといって人気曲ばかりにならずコアな曲も披露したりして、最後まで攻めの姿勢がすごかった。欲を言えば“I'm waiting for my dawn”や“Nothing.”、“Am I  Frenzy?”、“生きてて良かったというのなら”、“STAR”あたりも聴けたらさらに良かったけど、そんなんしたら鼻血出ちゃうので多くは望みません。

出会えて良かった。これからも聴き続けていくし、その度に彼女らの楽曲やパフォーマンスから新しい発見をしていくのでしょう。

追記。
最後、マイクを通さず生声で挨拶するために「シーっ🤫」ってやったチッチに清掃員が叫んだ「シーっじゃないよー!!!」に対してチッチが「ん?(あ?)」ってリアクションしたのがすごく自然で面白く、かつそれが大映しになってて一層面白くて笑えました。ALL WE NEED iS LOVE.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?