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二拠点生活とは 費用やデメリットなどすべて公開!

このnoteは二拠点生活に興味があるけど何から始めたらいいかわからない方向けに拠点の選び方や費用、メリット・デメリットなどをお伝えします。私自身は1年ほど前に福岡と東京の二拠点生活を始めたばかりですが、私の体験を基にお伝えできればと思います。

二拠点生活とは?

文字のとおり、拠点が二つあって生活するスタイルのことです。平日は都心で仕事をして週末は自然あふれるところでゆっくり過ごすといったスタイルをよくイメージされますが、私のように福岡と東京を行き来するような人もいれば、田舎と田舎の二拠点、日本と海外といった方などスタイルは様々です。

中には三拠点で生活する方もいれば、毎日のように拠点を変えて生活するなど様々です。二拠点生活を始めてからお気に入りの場所を見つけて一つの拠点に定住する人もいます。

何から準備をすればいい?

まずは二拠点生活で実現したいことや目的を書き出すのがおススメです。

趣味を充実させたいとか、新しい価値観に触れたいとか目的は人それぞれですが、何を得たいのか言葉にしておくと人に相談する際に質問しやすくなり、求めている回答が得やすくなります。

拠点の選び方は?

実現したいことを決めたら次は条件を絞っていきましょう。

主に移動時間や予算との相談になると思いますが、最初は想定より移動に時間がかかったり、費用がかさむ可能性もあるのである程度余裕を持たせておくとよいです。また、場所によっては車が必須になるところもあるので確認しておきましょう。

許容できる時間や予算を決めたら次は具体的な地域選びです。まずはネットで検索をしていくかと思いますが、個人的にはこの段階ではあまり絞りすぎなくてもよいかと思います。なんとなく興味があるとか、前に行って良かったとかそんなのでもよいです。

情報収集の仕方は?

ある程度興味がある地域を絞れたら、実際にそこに住んでいる方に話を聞いてみるのがおススメです。よく移住希望者向けのイベントも開かれているので足を運ぶと大抵近隣の地域合同で開催されています。

たとえば東京では有楽町でよくイベントが開かれています。一人でもふらっと立ち寄れるのでパンフレットだけもらっていくのもいいと思います。

https://www.furusatokaiki.net/

※NPO法人ふるさと回帰支援センター

また、各地域ごとに農業体験やお試し移住などのプランを出しているところもあります。そういった催しに参加し、そこで出会った方に直接話を聞いてみるのもおススメです。最近では地域と人をマッチングするサービスもあるのでこういったのを活用するのも一つの手ですね。


また、個人的にやって良かったのはその地域出身の友人や知人に話を聞くことです。都心の場合はよくその周りの地域からくる方も多いですし、特に東京は県外からくる方がほとんどです。直接友達にいなくても、知り合いの知り合いにいるケースもあれば、SNSやブログで積極的に情報発信をしている方もいるのでコンタクトを取るのも良いです。

ある程度絞れて来たらどうする?

話を聞いてすごくよさそう、あとは住んでみるだけという段階まできましたら実際に短期間でもよいので住んでみることをおススメします。weeklyマンションでもいいですし、民泊やホステルで安いところに泊まれば1人1泊2千円ぐらいで済むと思います。2-3日程度だと旅行気分が抜けなくて、1-2週間程度住んでスーパーに買い物行くなどしてみると実際にどんな地域かというのも肌感覚でわかってくると思います。

住まいの決め方は?

拠点が決まったらどこで寝泊まりをするかですが、今は住居のシェアリングサービスも豊富にあるので活用したり、シェアハウスに住んだり、家を借りたり買ったりするなど様々です。

ここで気を付けたいのが地域によっては不動産の審査が東京に比べて厳しく、田舎になると家が空いていても貸してくれないなんてこともあるようです。生活を始める前にその土地の不動産屋さんには話を聞いてみることをおススメします。

住民票はどうする?

住民票は滞在頻度の多い場所、生活の拠点になっている場所に置くのが良いようです。実際に区役所に聞いてみたのですが、生活をメインとしているところに置くようにしてくださいと回答もらいました。頻度が月によってバラバラなど、どこに住民票を置くべきか迷った際は役所に問い合わせてみましょう。

費用はどのぐらいかかる?

無題

自分の場合は極端かもしれませんが、二拠点生活に伴い大きく費用の見直しをしました。

まず、一番大きくかかる家賃を下げました。東京に最後に住んでいた家は1Rでしたが、今も同じぐらいの広さの1Rで家賃半分以下です。(福岡で2万円はかなり安いほうですが、風呂トイレ別で何ら問題なく住めてます)

交通費は飛行機代でどうしても上がりますが、福岡市は街がコンパクトにまとまっているため、電車を使う機会が減り自転車で事足ります。また、東京ではよく飲み会に参加して1回5千円とか1万円を平気で使ってましたが、福岡は3千円もあれば十分飲み食いできます。物理的に東京から離れたことで自然と付き合いでの飲み会も減りました。サブスクも見直し、今はAmazonプライムとyoutubeプレミアムだけ契約してます。

自分の場合は当初思ったより費用を下げることができましたが、子供がいて家を二つ借りないと生活が難しいなどでしたら、家賃や交通費がかさんでどうしても費用はかかってしまうと思われます。

仕事はあるの?給料は下がる?

人それぞれですが、自分の場合は東京のクライアントの仕事をリモートワークで請けているので、仕事がなくなったり東京にいた頃との給料の差はありません。もし東京を離れて福岡に就職した場合は東京の給料の約0.9掛けぐらいで下がっていたかもしれません。ですが、そもそもの生活費が東京に比べて安いのでおそらく不便に感じることはなかったと思います。

その他知っておいたほうがいいこと

自分が住んでいる福岡と東京はそこまで気候に変化がない地域ですが、場所によっては雪や雷、台風の影響が大きい地域や湿気や花粉が多い地域もあります。ある程度長期的にその地域に住もうと考えているのでしたら、一番大変そうな時期に過ごしてみるのもおススメです。

また、見知らぬ土地との二拠点生活を検討されている場合は、その地域に移住者が一定数いるかや移住支援に積極的かもひとつ参考材料にされるとよいです。自分は全くなかったのですが、地域によっては閉鎖的な場所もあるようでそのあたりは各都道府県の移住相談窓口の方が詳しく情報を持っていたりします。

二拠点生活のメリット

自分の場合は新しい価値観に触れて人生の幅を拡げたいという目的で始めましたが、1年前の自分にはなかった考えや価値観に触れ、やりたいこともどんどん増えていきました。確かに大変な面もありますが、それを大きく上回るモノを得られたと思っています。

人によって得られるモノや感じるモノは様々かと思いますので、ぜひ一度興味ある方は試してみてください。

二拠点生活のデメリット

実際に住んでみると生活のリアルなところで問題がでてきます。細かいところで言えば、地域によってゴミ出しのルールが違うので面倒だったり、郵便物をどちらに送ってもらうのかなど面倒でした。結局今は福岡をメインの拠点にして月1で2-3日間だけ東京に滞在し、ホステルや知り合いの家に泊まるというスタイルで落ち着きました。また、二拠点生活を実施している方でよく聞くのは移動にかける費用や時間、移動疲れはあるのでその点はデメリットだと思います。

一番大変だったこと

自分が一番大変だったのはその地域とのつながりを作ることです。自分の場合はほとんど知り合いもいないまま福岡に住み始め、最初は良かったのですが、だんだんとなぜ福岡にきたのか?と疑問を感じるようになりました。

たしかに福岡で生活をし、趣味で登山を始めてみたり美味しい物を食べたり、たまに東京に行って仕事もして何も問題なく日常は送れるのですが、心のどこかで別に福岡じゃなくてもよかったのでは?と考えることもありました。

福岡で生活をしているのに、福岡に受け入れられていないといった感情がしばらくありました。

そこで、福岡に貢献できるようにまずは福岡出身で東京に住んでいる知人に福岡の知り合いを紹介してほしいと頼んだり、SNSで福岡について発信するなどして段々と知り合いが増え、今では気楽に飲みに行く友人もできました。また、そこから仕事につながったり、イベントにも呼んでもらえるようになり、少しは自分の地域に貢献できたのかなと思っています。

これから新しい地域で二拠点生活を始めようと考えている方は、今の繋がりからも知り合いがいないか辿って紹介してもらうなどするとより充実した二拠点生活ができると思います。

まとめ

今回のnoteは二拠点生活を始める前の自分が事前に知りたいと思った内容を詰め込みました。当時は割と勢いでえいやーっという感じで始めましたが、もっと事前準備をしておいたほうがよかったなと思っています。

もしこれを見ている貴方がもっと詳しいことを知りたいとか、自分の場合はどうするのがよいかなどご不明点がありましたら遠慮なくnoteでもtwitterでもご連絡ください!


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