JR常磐線の金町駅がもう限界。花火大会の日は近づくのすら危険。
金町駅がもう限界だ。建築のプロでも都市計画の専門家でも何でもない僕が見ても明らかに分かるほど、乗降者数に対して駅の規模感がマッチしていないのだ。
一昔前は東京の端っこにある、当然快速電車も通過してしまうマイナーな田舎駅だった。駅前にビルと呼べるものは皆無だった。駅前は小さな商店街が広がっていた。
だが今は違う。南口の商店街は潰され、巨大なタワマンがそびえたっている。タワマンの手前にも大きなマンションが複数立ち並ぶ。駅から少し離れた場所には東京理科大が誘致された。学生が何千人も利用する。
さらに理科大の南側には、タワマンを含めて大規模なマンションが10棟ほど立ち並んでいる。少し前まで工場跡地で何もなかった土地だ。2030年には、さらに総戸数900戸の巨大タワマンが新たに爆誕する予定だ。
2012年~2017年にかけて特に乗降客数が一気に増えており、その間の増加率はなんと15.3%だ。さらに金町駅は駅が存在しない葛飾区北部「水元エリア」全体の住民の最寄り駅ともなっている。
そんな金町駅の改札は7個。出入口は1か所だ。
そのスペックで何とか1日に5万人の乗降客数をギリギリ処理できている(電車が停まるたびに改札は長蛇の列だが)。そんな駅の近くで、77万人が来場する花火大会を開催したらどうなるだろう。
僕は去年、仕事の帰宅中に花火大会に巻き込まれた。普段は駅のホームから改札まで30秒ほどの距離だが、その日は1時間掛かった。人がホームいっぱいパンパンで微塵も進まないのだ。
そんな花火大会が今日実施される。僕は恐怖のあまり今日は車で通勤した。あのトラウマを味わうのは二度とゴメンだ。
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