インドアとアウトドアはお互いの存在を必要とするBest Friendな関係性である。

特に予定がない休日は、ガチで一歩も外に出ないということがざらにある。一歩もとは本当に一歩もだ。個人的にはそんな日を「最高に贅沢な休日」と感じる。

狩猟採集時代の人間は、食糧を手に入れるために1日何時間も歩き回っていたという。それなのに現代の僕は、半径5mの中で食べ物にも天候にも安全にも困ることなく24時間快適に過ごすことができている。

社会という大きな集団生活を送る上では、外に出る際には「変な人」と思われないために最低限の身だしなみや服装に気を遣う必要がある。家の中に居る限りは、そのような面倒な気遣いが不要だ。1日中パジャマで過ごしたって、誰にも何も言われない。

高度情報化社会の現代では、YouTubeを見て、ゲームして、Netflixを見て、昼寝して、本を読んで…と自宅に居ながら無限のコンテンツを楽しむことができる。

ただそんな生活を贅沢だと感じることができるのは、ひと月のうちの大多数の日数を外に出て過ごしているからだ。仕事の日は当然外に出るし、休み日でも人に会ったり出掛けたりすることもある。

何事もバランスというものが大事で、毎日外に出ているからこそ、たまにある1日中家に引き篭もれる日が幸せで贅沢に思えるのだ。

なので僕は、インドア派でもアウトドア派でもない。インドアもアウトドアも、どちらも両方揃ってこそ、それぞれが素晴らしいものになると考えている。

強いていうならインドア派よりかもしれないが、それはドライブしたり遠出したりする休日がたまーにあるからこそ楽しめるインドアライフなので、アウトドア派な過ごし方も必要不可欠だ。

インドア派も数ヵ月間1歩も外出せずに家に居ることを強いられたら息苦しくなるだろうし、アウトドア派も毎日ドライブで遠出していたら、家でゆっくり休みたくなる日も出てくるだろう。

両者は比較するものではなく、それぞれが相手の存在を必要とするBest Friendな関係なのだと思う。


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