静岡にUターン移住し、丸1年たって思うこと

昨年2023年2月下旬に、高校卒業以来19年ぶりに静岡県静岡市にUターン移住してきました。そこからあっという間に丸1年。19年ぶりに静岡で生活をして思うこと、感じることを綴りたいと思います。

まず移住して丸一年たち、一言「QOLが高まった」と言えると思います。
人生の質、生活の質という意味合いですね。物質的な豊かさだけではなく、精神的な豊かさも含めて高まり、人生における豊かさ、幸福度が高まったと思える一年でした。


自分自身のQOLに対する考え方

僕自身のQOL、幸せな人生における考え方として、上記の図にある項目を大切にしています。心身ともに健康であること、家族(両親/配偶者/子供)、仕事(やりがい)、お金(給与/資産/住環境)、趣味、友人の6つのポートフォリオを最大化していくこと。何か一つだけ突出していても、どれか一つでも欠けていても、それは幸せな人生とは呼べないと思っています。

静岡に移住したことにより、それぞれの項目がどう変わったのかこの一年間を振り返ります。

健康

もともと健康を害していたわけではありませんが、以下4つの理由により健康度合いが増したのではと思っています。
①都内に住んでいるときは、電車移動が多かったですが、静岡に移住してから移動は、ほぼ自転車になりました(もちろん車に乗ることもあります)。
②「食」に関する部分ですが、以前よりも「魚」を食べることが多くなりました。魚が静岡は美味しいということもありますが、妻が頻繁に魚を買って調理してくれています(妻にも感謝。)
③朝のランニング、マラソンをはじめるようになった。これは移住あまり関係ないかもしれませんが、以前住んでいた場所は自宅のまわりが坂が多く、あまり走る気になれなかったのですが、静岡市街は坂がなく、ほぼフラットであるため、ランニングがしやすい環境だったりします。
この半年間で体重も減り、健康度が高まりました。

早朝ランニングの景色

子育て

6つのポートフォリオに「子育て」はありませんが、子供が生まれたことにより欠かせない項目になりました。「地元静岡で子供を育てたい」と思って移住してきたこともあり、子育てにおける変化はとても大きいです。

まずUターン移住で、実家も近く(新居から徒歩1分)にあるため、何かと父、母が頼りになります。子どもたちもじいじ、ばあばが近くにいて、一緒にいる時間が以前よりも増えたことは嬉しがっています。

あとは道の広さ、公園の広さでしょうか。都内に住んでいたときは道も公園も狭かったので、危ないと思うことが多かったですが、そのストレスがなくなりました。

自宅から徒歩1分のところにある広い公園。
遊ぶところがとにかく広いので、ボール遊びも自由にできるし、走り回れる。

今後将来のことを考えると、進学(中学受験、高校受験)の選択肢が狭いというところはデメリットかもしれません。首都圏のほうが選べる選択肢も多いことは事実です。
ただ、幼少期を僕自身が慣れ親しんだ場所で、おおらかに子供たちの成長を見守れるということは、静岡に移住して本当良かったと思えることです。

家族

まず第一に両親が非常に喜んでいます。孫が近くにいて遊ぶことができ、
今後両親に何かあったときでも近くに住んでいるので安心できるなと思います。
静岡に移住してきて、唯一気にかけていたのは、妻です。横浜で育ち、首都圏でこれまでずっと生活をしてきた妻にとって、地方静岡に住むということは、少なからず抵抗感はあったでしょう。それでも一年たって、静岡の生活にもだいぶ慣れてきたようです。美容院は未だに横浜にある美容院に通っているので、1ヶ月か2か月に一度は新幹線で日帰りで都内に行ったりもしています。首都圏に近いということもメリットであり、良い息抜きになっているようです。
また、静岡で出会った子供の幼稚園の先生や保護者、よく通うスーパーや飲食店の人たち、近所の人たち、みんな良い方ばかりで「静岡に住んで良かったこと」と妻が言ってくれたことがあり、すごく嬉しい瞬間でした。

日本平ホテルにて

仕事

仕事に関しては、移住する前から会社の経営をしているため変化はありません。
ただ、唯一懸念に感じていることとしては、都内にいたときのほうが「ビジネス」として刺激になる人との交流や出会いが多かったと思っています。また、これは移住関係ないかもしれませんが、自分自身の情報感度が弱まった気がしています。静岡のゆったりとした時間が自分をそうさせているのかもしれません。
だからこそ、都内スタートアップの方々との関わりを少しでも増やすように意識的にしていたり、身体は静岡にあるのだけれど、頭の中のスピード感、情報量(インプット/アウトプット)は都内にいるときと同じようにできるように意識しています。

お金

お金は正直変わっていません、、地方のほうが家賃が安くなったり必要経費が減ると良く言われますが、地方といっても静岡市内なので基本的に生活にかかってくるお金は都内にいるときと、ほぼ変わらない状況です。
むしろ、それなりのお金をかけてマイホームをつくったので、大きな借金(住宅ローン)を抱えるようになりました。
ただ、住環境という面ではマンションではなく、広い一軒家に住めているので、そういった豊かさは向上していることは事実です。
残りの住宅ローンと子どもたちの教育費をおさめられるよう、頑張るのみです。

趣味

趣味についてはこの1年変わったかでいうと、ほぼ変わりなく、「子育て」「子供と遊ぶこと」が趣味です。。
唯一、朝のランニング、そしてマラソン大会に出るようになったことでしょうか。本当はBBQやキャンプ、釣り、ゴルフ等、もともとの趣味であり、やりたいことはたくさんあるのですが、まだ子供も小さいのでなかなかできていないことが実情です。
ただ、好きなサウナが静岡にはたくさんあり、楽しめていることが趣味として静岡に移住して良かったことです。

先日の浜松シティマラソン。来月は静岡マラソンに挑戦。
サウナしきじ

友人

僕はこれまで静岡に18年、都内に19年過ごしてきたので、直近の親しい友人仲間は都内にいるほうが圧倒的に多いです。そのため静岡に移住してから都内友人との交流が少なくなってしまったのは、一年たって寂しいなと思うことは事実です。
一方で静岡に移住してからは、中学、高校卒業以来や何年ぶりに会う友人も多く、静岡での友人の輪が改めて広がりつつあることはとても嬉しく思います。

地方移住について

人によって、何を幸せと感じるかは違うと思いますし、それは年齢や人生のフェーズによって変わってくると思います。
僕も20代の頃は、健康、家族の優先順位はかなり低く、仕事、お金、趣味の優先順位が圧倒的に高かったです。
それが30代後半に差し掛かり、結婚して、子供が生まれ、ライフイベントを通して幸せに感じる優先順位、価値観が変化していきました。

その中でも健康家族趣味の優先順位を上げたいと思っている方にとっては、地方移住はとてもオススメだと思います。そして特に静岡移住はオススメします!

ただ地方移住によって、仕事(やりがい/キャリア)お金(給与)が欠落してしまうのは、良い移住とは言えないと思うため、
そういった方を支援するために、静岡特化型移住転職エージェントとして今後も頑張っていきたいと思います。
キャリアもライフも両取りしつつ、QOLを高められる支援をTurnXはしていきます。

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