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マンションの床を無垢フローリングにする場合は遮音等級に注意! 〜築37年のヴィンテージマンションをリノベーションした話〜

写真はイメージです。

古いマンションはカーペット敷きのことが多く、リノベーションする際には管理規約に遮音等級について記載があったりします。フローリングに出来ないというケースもあるので、事前にチェックが必要です。

私が購入したマンションの管理規約には遮音等級L-45 軽量床衝撃音等級LL-45以上の確保と書いてありました。
ほとんどの方は遮音等級??L-45??という感じだと思います。
遮音等級とは上の階から下の階に床を通して響く騒音のレベルのことで数値が低いほうが性能が良いです。軽量床衝撃音は仕上げによって響く音が大きく違うので、カーペットなのかフローリングなのかが重要になってくる訳です。ちなみに遮音等級はL-45以上のところが多いようです。

難しい話は置いといてフローリングで遮音等級L-45を達成するには、大きく3つの方法があります。

1.遮音フローリングを使う

フローリング自体にクッション材が付いているものです。遮音対策としてはコストは抑えられますが、歩行感はフニャフニャした感じがします。無垢フローリングも使えません。


2.遮音マットを敷く

フローリングの下に遮音マットを敷きます。コストはそこそこ抑えられ、無垢フローリングも使えます。


3.乾式二重床工法

遮音対策としては最も良いですが、床を上げる必要があるため、コストがかかります。また床を上げるため、天井高が低くくなります。


私たちは無垢フローリングを貼りたいので、二重床をコストが掛かっても採用することにしました。無垢フローリングの場合は遮音と歩行感を考えると乾式二重床がベストです。またキッチンの排水経路を確保するためにキッチンの床を、あげなければならないため、それもあってリビングは二重床を選択しました。
でも天井高が低くなる。。
かなり大きな梁がくるため、10cm上げると梁下は180cmくらいに、、低!!ちょっと背伸びしたら当たりそうです。

大きな梁が、、、

現在見積中のため、金額もまた機会があれば書いてきます。

乾式二重床材にする場合は、一般的には90mm〜150mm程度必要です。掃き出し窓との段差にも注意して下さいね。
ちなみに既存の床材に直接無垢フローリングを上から貼っていくのは騒音が大きくなり、おすすめできません。

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