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#839 PureRaw 2 vs. DeNoise AI

ノイズ除去ソフトの比較をしてみました。
DxO PureRaw 2(以下PureRaw 2)とTopaz DeNise AI(以下DeNoise AI)の比較です。

どちらも優れたソフトですが、ワークフローの違いがあり、どっちがいいんだろうと気になりながら使用していました。

カメラ:フジフイルム X-T5 ロスレス圧縮RAW 3:2
PC:M1 Pro MacBook Pro 14
DxO PureRaw 2(Ver.2.5.0)
Topaz DeNoise AI(Ver.3.7.0)

サンプル画像

この画像はオリジナルから未加工でJPEG書き出ししたものですが、テストはRAWファイルでおこなっています。

この画像に対して各ソフトでノイズ除去し、Lightroomで露出を+1.20上げました。小鳥の部分だけトリミングしたものを比較サンプルとして掲載します。

PureRaw 2(デフォルト設定で方法はDeepPRIMEを選択)

DeNoise AI(デフォルト設定でパターンはClearを選択)

どうでしょうか?

この2つは処理の順番が違います。

PureRaw 2:まずPureRaw 2でノイズを除去し、その後Lightroomで露出を+1.20上げる現像を行なっています。

DeNoise AI:先にLightroomで露出を+1.20に上げ、その後にDeNoise AIでTIFFファイルに変換してノイズ除去を行なっています。

先にノイズ除去を行うのか、先に露出を上げるかが違うのです。
(現状、そうせざるを得ない)

露出を上げるとノイズが増えるので、ノイズ除去した後に露出上げるのはなんか嫌な感じがします。

上の画像を比較した感じでは、鳥の目の周りのコントラストはPureRaw 2が良好ですが、羽毛の繊細さや背景のノイズ感はDeNoise AIが良好に見えます。

やはり先に露出を上げてからノイズ除去するのがいいですかねぇ。

DxOからはさらに強力なノイズ除去アルゴリズム(DeepPRIME XD)を搭載したPhotoLab 6が出ているのでそっちだとまた違う結果かもしれません。



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