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2008年のKAT-TUNと仁亀とピアノと私②

前回の続きです。
今でこそ推し活という言葉が生まれ
TVでもYouTubeでも当たり前に皆推し推し言ってますが、2008年頃は、子どもの内ならまだしも、大人がアイドルに夢中とか恥ずかしいみたいな傾向があり

特に当時、私は楽器店のピアノ講師としてクラシック中心に教えていたので
クラシックってお堅いイメージあるし
ジャニオタだけならまだしも、腐女子で三次元同人活動までしてるとバレたら人生終わると本気で思っていました。

そのためジャニーズ好きな生徒さんに
仁亀どちら派と聞かれても
修二と彰どちら派と聞かれても
「どちらかといったら亀梨君かな?」
とすっとぼけ

仁担や山P好きの生徒さんに亀梨はいまいちと呼びすてでディスられても
亀担の生徒さんに恋愛ドラマやだ!もう亀担やめたと言われても
「そっかそっか、よしじゃあピアノ弾こっか」
と、全くジャニーズに興味のないふりを演じ続けながら

QUEEN OF PIRATESツアーに参戦できる、7月17日大阪を待ち侘びていたところまで前回書かせて頂きました。

そして、ここからコンサートレポを期待してくださってる方々には申し訳ないのですが
この時期本当に忙しくて、当時やっていたオタクサイトも全然更新できずレポも残っておらず、細かい内容全く覚えていません。

ただ、当日午後の新幹線で
ようやくKAT-TUNに会える!亀梨くーん!
とか思いながら大阪に向かい
前乗りしていたC様Y様、関西在住のM様と合流し
確か大阪からタクシーで京セラドームに向かったのですが、車中から見た街の風景やみんなとした会話は、なぜか鮮明に覚えているのですよね。

後部座席に一緒に座っていたC様が
「亀の髪型今回本当にひどいから、唯さん覚悟しておいた方がいいですよ」
と、深刻な感じで言ってきて
M様Y様も、強火亀担な私を不憫そうに見ながらC様の言葉に頷いていて

実は当時QUEEN OF PIRATESツアー中の亀梨君の髪型は多くの亀担をざわつかせ
髭男爵とか貝割れ大根とかパパイヤ鈴木さんとか散々な言われようで正直評判よくなかったんですよ。

だけど私はまだ実物見てなかったので(今みたいにコンサート記事の写真がXで拡散とかありませんでしたからね)
C様が、唯さんが心の準備できるようにと、絵に描いてきて見せてくれたのです。

それがまた凄く上手で、髪型はモジャモジャだけど十分可愛いかったので
「このくらいなら全然大丈夫ですよ」
と言ったのですが、M様Y様が
「いやこの絵は可愛すぎる、こんなもんじゃないです」と全否定し。

今思えば、30代の大人の女4人がタクシーの中で手作り団扇持って、一体何を真剣に話してるんだ?という感じなのですが、当時は皆至って本気でしたし

私の場合、三次元の実在するアイドルにここまでのめりこんだこともなければ、同じテンションで話せる腐女子でオタクなリア友がいたこともなく
大人になってからは特に隠して生きてきたので
本当に遅くきた青春というか、こういう些細な会話や出来事も凄く楽しかったのですよね。

そしていよいよ迎えたコンサート
亀の髪型強烈だから覚悟しておいた方がいいという皆の言葉を胸に、KAT-TUNの登場を待ち侘びた私は、オープニング大スクリーンに映る亀梨君を見て

ギエエー😱なんだあの髪型!
と正直なりました。
まって私今年ツアーこの日しか観にこれないのに!亀梨君なぜ今日もパーマあてた?とも思いました。

しかもQUEEN OF PIRATESの亀梨君ソロ
中居君が最近金スマで話していた、アイドルが何かに抗ってる時期だったんでしょうね。
黒縁眼鏡かけて、カメラに向かっていきなり鼻くそほじる真似したり
えっと亀梨さん、今回どうしましたか?って感じだったんですよ。

他メンバーのビジュアルもソロも皆満点!!てくらいカッコよかっただけに
赤西君が途中ヘアバンドしたんだったかな?
それ見て仁担Y様があの髪型やだーとか言った時
「あれくらい全然いいじゃないですか!赤西君はソロもカッコよかったんですから!」
と不条理に当たっちゃったり😅

でもずっと見てるうちに不思議とかいわれ頭にも慣れてきて(今DVD見ると最初から全然可愛いし美しいし、なぜ当時ギエーとなったのか謎です)

亀梨君やっぱり可愛いしカッコいい!
生まれてきてくれてありがとう✨
という気持ちになってくるんですよね。
特にシックスセンスは、ポニーテールもサングラスも衣装も本当にカッコよくて

あと、QUEEN OF PIRATESが海賊をモチーフにしたコンサートだったのですが
私が初めてKAT-TUNのコンサートに行ったのが、同じく海賊をテーマにした2005年横浜アリーナの海賊帆で

大きくてお金かかってそうなトロッコに乗ってドームを縦横無尽移動するメンバー達を見て
海賊帆も一緒に行ったC様と
あの時は、仁亀二人で乗ったら手がぶつかっちゃうくらい小さなトロッコに乗って移動していたのに、凄いよねと話したのを覚えています。

とまあそんな感じで、記憶は殆ど薄れていますが
結局最後はだただ幸せな気持ちのままコンサートが終わり

みんなで食べて、飲んで、喋って、泊まって
私は次の日午後からレッスンがあったので、早朝一足早くホテルから出て
新幹線の中でも、ずっとKAT-TUNの曲を聴いてコンサートの余韻に浸りながら家路についたのです。

というわけで
あと一回だけ③に続きます。


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