見出し画像

お勧めBL漫画「僕たちはまだ青く」を読んで思い出した腐女子の回想

またおまえの思い出かい!なのですが
今度は私の話しではなく、必ずや腐女子の方々の心に響く話しですので、是非聞いて欲しいと思い、カクヨム改稿してnoteにも書かせて頂きました。

今回ご紹介する黒井つむじ先生の「僕たちはまだ青く」は、受験真っ只中の進学高校が舞台になったBLでして

あらすじ言っちゃいますと
主人公の七種は、ロケットや宇宙関係の仕事に憧れ進学校へ入ったものの、自分はそこまではいけないと早々に諦め
落ちこぼれず平均的に、そこそこの大学へいければ万々歳だろうと淡々とした日々を過ごしていました。

そこへ、髪が茶髪で、地方の進学校にはいないタイプの目立つルックス、その上転校してきて早々学年で1位になる頭の良さをもつ無愛想な男、新内が引っ越してきます。
七種は、新内は自分とは違う、ガチでできる人種なんだなと、この特別目立つ転校生新内を暇潰しに観察するようになりました。

そんな二人が、互いに好きなロケットや宇宙を通して徐々に距離が近づいていく様が腐女子には堪らなくでですね、是非是非二人が惹かれあい恋に堕ちていく過程を読んで頂きたいのですが
この漫画を読んで私、凄く思い出したことありまして(またこのパターン)

今からはるか20年以上前、私がまだ女子大生だった頃、私の友人が当時付き合っていた彼氏が、いわゆる高偏差値、高学歴男子だったのですが
その人は確かに頭もいいし、ルックスも結構いいけど、性格に難ありで
友人も自分の彼氏ながら、なんなんこの人?と手を焼いていたんですね。

しかしその彼氏の親友ってのが、同じ進学校出身の高学歴高偏差値男子な上に
ルックスはもちろん、性格もめちゃくちゃ良くて
友人が思わずその親友に、○○君はなんで彼の親友でいられるの?と、自分の事棚に上げて聞いたそうなんです。そしたら

「あいつは確かに難しいところあるけど、自分がどう生きたい、どうなりたいってものが明確にあって、そのためにする努力を惜しまない。俺にはないもの沢山もってるから」

て答えたそうで
男同士の関係性フェチで腐女子な私は
何それ!尊い!って凄く胸がときめいてしまって
(俺にはないけどあいつにはあるって、腐女子や男同士好きにはたまらないポイントなのです!意味不明ですいません!)

だけど私その頃、男同士好きも腐女子なこともリア友に隠していたので
もっとその二人のこと詳しく聞かせてくれ!とせまりたかったんですけどできなかったんですよね。

それからしばらくして、結局彼は自分の夢を叶えるために、関西方面の大学に編入だかなんだかで行くことになり、友人は彼氏と別れることになりました。その時の事を友人が「ちょっと聞いてよ!」と怒りもあらわに語ってくれまして

私の友人と、彼氏の親友で、東京を去る彼を見送りに行った時
彼氏さん、彼女だった友人には「ありがとうな」とあっさりした感じだったのに

親友には、「ありがとう、お前がいたから学校も凄く楽しかった!」と、離れ難いように二人で泣いて抱き合っていたらしく
「私の立場は一体!ってムカついちゃったよ」と話してくれたのですが

いや、私それ聞いた時、正直萌えすぎて顔がニヤけてしまっていたと思います。
しかし一緒にその話を聞いていたもう一人の友達の「それは酷いね、○○が彼女なのにね」というまともな反応を見て
私も慌てて「それは嫌だよね」と頷き普通の反応をしてみたものの、心の中では悶えまくり、ニヤケそうになるのを必死に抑えていました。

このね、同じ進学校だった男の子達の、彼女に対するのとはまた違う、互いに対する特別な感情ってやっぱり凄く尊いし萌えません?

勿論「僕たちはまだ青く」みたいに、彼らは実際できてたとかではないんですけど
この漫画読んだ時、ふと大学時代、友人から聞いていた彼氏と彼氏の親友の事を思い出しまして
実際会ったことはなかったけど、今も二人は仲良くしてるのかしら?と、勝手に彼らに思いを馳せてしまいました。

そして友達。
「ひどいね、嫌だよね!」と同調するふりして
心の中ではドッカンドッカン喜んで聞いていたことを、この場を借りて謝罪します。

そんなわけで、全然話し纏まらず長文になりましたが、とにかく黒井つむじ先生の「僕たちはまだ青く」是非時間があったら読んでみてください!

ではでは!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?